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[BOOKデータベースより]
古代ローマには、人はいかに考え、ふるまうべきかを示す規範が存在した。この「父祖の遺風」に沿って我が子を教育することは、ローマの人々、とりわけ貴族階層の父親にとって何より重要だった。古代史家である著者は、父祖の遺風を重んじたローマ人にならい、歴史をひもといて古今東西の事例を渉猟。古代エジプトのファラオから戦後日本の国民的スターまで、現代の日本人が知っておきたい五一人の生涯と事績を紹介する。
アクエンアテン―ツタンカーメンとその父の相克
ペイシストラトス―アナーキー状況を制した僭主
デモステネス―小国を糾合した大弁論家
荊軻―胆力もかなわぬ「刺客」とは
ハンニバル―古代最大の名将の教訓
大カトー―ローマの強さを作った教育方針
カエサル―英雄は人質事件にどう臨んだか
クラウディウス―誹謗中傷に泣いた名皇帝
セネカ―無欲を説いた金満哲学者
ハドリアヌス―人気がなかった名皇帝〔ほか〕
いざという時、人はいかにふるまうべきなのか。古代史家が歴史をひもとき、古今東西の事例を渉猟。古代エジプトのファラオから戦後日本の国民的スターまで、現代の日本人が知っておきたい51人の生涯と事績を紹介。
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古代史家が歴史をひもとき、古今東西の事例を渉猟。混迷の時代を生きる日本人が模範として仰ぐべき51人の生涯と事績を紹介する。