- 昭和の文人
-
- 価格
- 565円(本体514円+税)
- 発行年月
- 2000年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101108049
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 石原慎太郎・大江健三郎
-
価格:990円(本体900円+税)
【2021年05月発売】
- 漱石とその時代 第3部
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【1993年10月発売】
- 成熟と喪失
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【1993年10月発売】
- 漱石とその時代 第4部
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【1996年10月発売】
- 考えるよろこび
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2013年10月発売】
[BOOKデータベースより]
実は「昭和の文人」という言葉自体が、限りなく苦いアイロニーなのだ。文をもって立とうとする者から風雅の安閑を奪い去った時代、それが昭和だったのだから…。平野謙の韜晦、中野重治の転向、堀辰雄の変身。昭和の容赦ない苛烈を、彼らは如何に生きて何に慟哭したか?どんな毒を含みながら何を書こうとしたのか?平成の時空間をも冒し続ける昭和の病理をえぐる、警世の文学論。
一身にして二生を経るが如く一人にして両身あるが如し
そういう父の一人
“辛よ、金よ、李よ、…”
“村の家”への裏切り
天皇と“五勺の酒”
『甲乙丙丁』の時空間
時空間の変容と崩壊
『幼年時代』の虚実
無花果の木のある庭
麹町平河町と本所小梅町〔ほか〕