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侵略する豚

小学館
青沼陽一郎 

価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2017年10月
判型
B6
ISBN
9784093885676

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内容情報
[BOOKデータベースより]

ある日、太平洋を越えて35頭の種豚がやってきた。黒船の時代から食肉はいさかいの種!?「豚肉」を追いかけてアメリカ・中国へと海外取材。旅をしながら日本の食を考えた!

第1章 桜田門外の変
第2章 豚のロビイスト
第3章 米国食肉工場の秘密
第4章 豚が空を飛ぶ
第5章 トム・ソーヤーに憧れた国家主席
第6章 ハーベストムーン

[日販商品データベースより]

"ある日、太平洋を越えて種豚がやってきた

本書は食をめぐる本格ノンフィクションであり、同時に日米の貿易問題を理解する解説書です。
「侵略する豚」は、小学館のWEBマガジン「ブックピープル」で57回にわたり連載されました。その間誕生したトランプ政権はTPP離脱を決め、それに代わる日米交渉はさらに厳しくなると予想されています。また、中国国家主席の習近平は米国との距離を縮め、著者の分析通りなら食料戦略で足並みをそろえようとしています。
その米中の意図と日本が抱えるリスクを、著者は豚肉を題材に徹底取材しました。
日本が豚肉の市場として米中の草刈り場になるのではないか、いやそれどころか食料自給率がどんどん下がり、日本は米中に胃袋をつかまれ身動きが取れなくなるのではないか―。取材を元に著者はそう警鐘を鳴らします。
幕末の日本を皮切りに、アメリカへ中国へ。緻密な資料調査と丹念な取材で、時空をまたぐ物語となった本作品。1960年代、アメリカの種豚が援助の名の下に日本に送られたエピソードは圧巻です。

【編集担当からのおすすめ情報】
関連する著者の作品『食料植民地ニッポン』が小学館文庫になりました。アメリカをはじめ南米、東南アジア、中国の「日本向け食品」の製造現場を取材した一冊です。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09406448"



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