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- 宇宙はなぜ物質でできているのか
-
素粒子の謎とKEKの挑戦
集英社新書 1088G
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2021年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087211887
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[BOOKデータベースより]
宇宙が星や銀河、われわれ人間などの「物質」でできているのは、最初期にほんの少しだけ「反物質」より「物質」のほうが多かったからである。もし物質と反物質の量が同じだったら、両者は対消滅してしまい、宇宙はからっぽの空間になっただろう…。問題のカギを握るCP対称性の破れの物理モデルを提唱した小林・益川理論の正しさを実験的に示し、この理論にノーベル物理学賞をもたらしたのが、本書の主役であるKEK(高エネルギー加速器研究機構)だ。各時代を支えた研究者たちが、驚きに満ちた実験の最前線と未解決の謎を解説する。
はじめに(小林誠)
[日販商品データベースより]第1章 素粒子の標準模型とCP対称性の破れ(小林誠)
第2章 加速器実験の歴史(菊谷英司)
第3章 小林・益川理論を検証せよ〜PART1(山内正則)
第4章 小林・益川理論を検証せよ〜PART2(生出勝宣)
第5章 ニュートリノとCP対称性の破れ(市川温子)
第6章 「新しい物理」と加速器科学の未来(岡田安弘)
おわりに(小林誠)
「消えた反物質の謎」のカギを握る小林・益川理論。
ノーベル賞をもたらした研究者たちが、実験の最前線と未解決の謎を解説する。