- 敗者の想像力
-
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2017年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087208825
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 福音派ー終末論に引き裂かれるアメリカ社会
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年09月発売】
- となりの史学
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年05月発売】
- 政治学原論
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2025年04月発売】
- この国のかたちを見つめ直す
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年01月発売】
- いちばんやさしいPythonの教本 第3版
-
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2025年10月発売】
[BOOKデータベースより]
一九四五年、日本は戦争に負け、他国に占領された。それから四半世紀。私たちはこの有史以来未曾有の経験を、正面から受けとめ、血肉化、思想化してきただろうか。日本の「戦後」認識にラディカルな一石を投じ、九〇年代の論壇を席巻したベストセラー『敗戦後論』から二〇年。戦争に敗れた日本が育んだ「想像力」を切り口に、敗北を礎石に据えた新たな戦後論を提示する。本書は、山口昌男、大江健三郎といった硬派な書き手から、カズオ・イシグロ、宮崎駿などの話題作までを射程に入れた、二一世紀を占う画期的な論考である。
はじめに 想像力にも天地があること―小津安二郎、『敗北の文化』、カズオ・イシグロ
[日販商品データベースより]第1部 敗者の日本(私たちが被占領民だったころ―W.G.ゼーバルト、林達夫、朴泰遠;占領下の文学―第三の新人、曽野綾子、大江健三郎、目取真俊;ゴジラは死んで、どこに行くのか?―本多猪四郎、R.エメリッヒ、G.エドワーズ;シン・ゴジラ論(ネタバレ注意)―庵野秀明)
第2部 敗者の戦後(低エントロピーと「せり下げ」―山口昌男と多田道太郎;世界の奴隷として考えること―吉本隆明と鶴見俊輔;「成長」なんて怖くない―宮崎駿と手塚治虫;大江健三郎の晩年)
終わりに 『水死』のほうへ―大江健三郎と沖縄
日本の「戦後」認識にラディカルな一石を投じたベストセラー『敗戦後論』から20年。第二次大戦に敗れた日本が育んだ「想像力」を切り口に、敗北を礎石に据えた新たな戦後論を提示する。