- 不安が力になる
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日本社会の希望
集英社新書 0698C
- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2013年07月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087206982
[BOOKデータベースより]
日本人が知らない日本の素晴らしさとは何か。90年代バブル崩壊直後に日本に留学し、米英独の大学に研究員として赴任、慶應義塾大学で教鞭をとった著者が、日本社会の希望と新しい幸福観について論じる。
第1章 日本は沈んでいない(失われた二十年とは;資本主義的価値観から抜け出す ほか)
第2章 自分の人生は自らデザインする(一人暮らしをしていた小学生時代;理不尽を受け入れて平穏を手に入れる ほか)
第3章 世代を超えて調和する(学生にノマドを勧めない理由;日本の若者の間で進む幸福の革命 ほか)
第4章 美しく生きる(転職して通用する人材になる;韓国と日本のビジネスマンの違い ほか)
物質的な意味での満足が幸福ではないことに、日本人は不安を感じつつも気づき始めている。日本人が知らない日本の素晴らしさを米英独の大学で研究員をした後、日本の大学で教鞭をとった著者が論じる。
「日本は衰退しつつある」と多くの日本人が感じているようだ。しかし、日本は決して衰退などしていない。物質的な欲求の充足が幸福ではないことに、日本人は不安を感じつつも気づき始めている。成熟社会となった日本は、成長至上主義的な価値観から、世界に先駆けて抜け出し始めているのだ。人々が抱いている不安は、その過程の産物に他ならない。
日本人が知らない日本の素晴らしさとは何か? 90年代のバブル崩壊直後に日本に留学し、米英独の大学で研究員となり、慶應義塾大学特任准教授として教鞭をとった著者が、日本社会の本当の強み