- 老いと創造 朦朧人生相談
-
講談社現代新書 2728
講談社
横尾忠則
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065340936
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[BOOKデータベースより]
横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!
1 老いについて
[日販商品データベースより]2 死について
3 人間関係について
4 芸術について
5 仕事について
6 禅について
7 自分について
8 運命について
異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談!
「定年後、居場所がなくなるのが不安です」
「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」
「友だちは必要ですか?」
「絵の見方が分かりません」……
などの質問に、文と絵で回答。
横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!
<本書の内容>
――定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。
生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。
――衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか?
僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、
母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。
――孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか?
孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。
孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。
――絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。
インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。
ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。
――仏教をどのように学びましたか?
僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。
そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。?