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- 時間の非実在性
-
講談社学術文庫 2418
The unreality of time.- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062924184
[BOOKデータベースより]
第一部はマクタガートの著名な論文「時間の非実在性」の全訳。第二部は訳者による段落ごとの詳細な注解と論評。第三部は訳者による付論。本書は、この三部構成から成る。A系列(過去・現在・未来)とB系列(より前とより後)というマクタガートが提起した問題を、訳者が第二部以降で縦横に掘り下げる決定版。はたして「現在」とは、「私」とは何か。
第1部 時間の非実在性(本文)
第2部 注解と論評(A系列なしには時間はありえない;時間の本質であるA系列は矛盾しており、それゆえ実在しないから、時間は実在しない)
第3部 付論(A系列とB系列;矛盾はどこにあるのか;時計の針について)
マクタガートの「時間の非実在性」は、A系列(過去、現在、未来)・B系列(より前、より後)のふたつの概念を導入し、時間が実在しないことを証明した論文として名高い。これまで日本には全訳がなかったが、ついに、本書が本邦初訳となって登場した。本書は、それだけではない。訳者・永井均氏が、段落ごとに詳細な注解と論評を加えている。訳者独自の付論も掲載。全訳とともに、こちらも必読。まさに「時間の哲学」の決定版だ!
マクタガートが1908年に「Mind」誌に発表した「時間の非実在性」(The Unreality of Time)は、時間の哲学についての不朽の名作として名高い。発表から100年を過ぎた今でも、必読の文献とされる。
しかしながら、これまで、邦訳が刊行されていなかった。
本書は、現在、日本の代表的な哲学者の一人である永井均氏が、はじめて全訳し、かつ、きわめて詳細な注解と論評を施したものである。
マクタガートの時間論で、核心をなすのが、時間のA系列、B系列という議論である。
A系列とは、過去・現在・未来と流れていくことに時間の本質を見る。
B系列とは、より前であるか、より後であるか、に時間の本質を見る。
マクタガートの議論を丁寧に解説し、そのうえで、A系列、B系列をもとに、訳者が独自の「注解と論評」を加えた、必読の決定版。
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マクタガートの時間論で、核心をなすのが、時間のA系列、B系列という議論である。
A系列とは、過去・現在・未来と流れていくことに時間の本質を見る。
B系列とは、より前であるか、より後であるか、に時間の本質を見る。
マクタガートの議論を丁寧に解説し、そのうえで、A系列、B系列をもとに、訳者が独自の「注解と論評」を加えた、必読の決定版。