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革命論集

講談社学術文庫 2407

講談社
アントーニョ・グラムシ 上村忠男 

価格
1,848円(本体1,680円+税)
発行年月
2017年02月
判型
文庫
ISBN
9784062924078

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本書は、稀代の思想家アントニオ・グラムシ(1891-1937年)が1926年11月8日、前日に成立した国家防衛法違反の容疑で逮捕・収監されるまでの時期に残した主要な論考を精選した日本独自のアンソロジーである。
グラムシがイタリア社会党に参加した翌年にあたる1914年7月、第一次世界大戦が勃発する。当初は中立を宣言していたイタリア政府はひそかにイギリス、フランスと結び、ドイツ、オーストリアとの三国同盟を破棄して1915年には参戦に至った。イタリア社会党は政府に「絶対的中立」の立場をとるよう要求したが、党機関紙『アヴァンティ!』の編集長を務めていたベニート・ムッソリーニ(1883-1945年)は「相対的中立」を主張して参戦に傾き、社会党を除名される。こうした動きの中で1914年10月末に発表された「積極的かつ能動的な中立」が、本書の冒頭を飾る論考である。
以降、労働者による工場占拠闘争に参加するなど、積極的な行動を執筆と併行して展開したグラムシは、1921年のイタリア共産党結成に際しては、コミンテルン執行委員会のイタリア代表に任命された。その後、党代表としてモスクワを訪れたグラムシには逮捕状が出されるものの、1924年には下院議員に選出されてイタリアに帰国。議員の不逮捕特権を利用してムッソリーニのファシスト政権との対立姿勢を強めたが、2年後には逮捕・収監され、20年4カ月5日間の禁固刑を受けることになる。本書の最後に収められた「南部問題のいくつかの主題」は、逮捕される1カ月前に執筆されたものだった。
その後、1934年10月に仮釈放を認められるまでのあいだに書かれた33冊に及ぶ「獄中ノート」によって、ヘゲモニー論に代表されるグラムシ独自の思想が生まれ、深化させられたことは、よく知られている。しかし、その思想が生まれる土壌となったのが逮捕以前の時期の行動と執筆だったことは疑うべくもない。
本邦初訳の論考を数多く含む本書によって、ついにグラムシという巨人の全貌を目にすることができるだろう。

内容情報
[BOOKデータベースより]

稀代のマルキストにしてイタリア共産党創設の立役者アントニオ・グラムシ(一八九一‐一九三七年)。本書は、一九二六年一一月に国家防衛法違反の容疑で逮捕・収監されるまでの期間にグラムシが残した文章を精選した日本独自のアンソロジーである。農民と労働者の同盟を目指す実践とそれを支える強靭な思想。ファシズムとの激しい闘いの壮絶な記録!

第1部 第一次世界大戦とロシア革命の衝撃(積極的かつ能動的な中立;社会主義と教養;南部と戦争 ほか)
第2部 「赤い二年間」とトリーノ工場評議会運動(1)(歴史の代価;労働者民主主義;国家の征服 ほか)
第3部 「赤い二年間」とトリーノ工場評議会運動(2)(迷信と現実;社会党の革新のために;工場評議会 ほか)
第4部 共産党の創設とファシズムの登場(労働者国家;猿の民;人民党員たちの危機? ほか)
第5部 ファシズム政権の下で(ペシミズムに抗して;小ブルジョワジーの危機;イタリアの危機 ほか)
付録 イタリアの状況とイタリア共産党の任務―リヨン大会テーゼ(一九二六年一月)

[日販商品データベースより]

稀代の革命家アントニオ・グラムシ(1891-1937年)が1914年10月から逮捕・収監される直前の1926年10月に残した論考群。イタリア共産党結成に参加し、逮捕状を出されながらもムッソリーニのファシスト政権と対決し続けたグラムシは執筆活動でも戦闘を展開した。のちの「獄中ノート」に結実する独自の思想の土壌を形成する時期の論考を精選・収録した本書は、その大部分が本邦初訳となる第一級の文献である。


本書は、稀代の思想家アントニオ・グラムシ(1891-1937年)が1926年11月8日、前日に成立した国家防衛法違反の容疑で逮捕・収監されるまでの時期に残した主要な論考を精選した日本独自のアンソロジーである。
グラムシがイタリア社会党に参加した翌年にあたる1914年7月、第一次世界大戦が勃発する。当初は中立を宣言していたイタリア政府はひそかにイギリス、フランスと結び、ドイツ、オーストリアとの三国同盟を破棄して1915年には参戦に至った。イタリア社会党は政府に「絶対的中立」の立場をとるよう要求したが、党機関紙『アヴァンティ!』の編集長を務めていたベニート・ムッソリーニ(1883-1945年)は「相対的中立」を主張して参戦に傾き、社会党を除名される。こうした動きの中で1914年10月末に発表された「積極的かつ能動的な中立」が、本書の冒頭を飾る論考である。
以降、労働者による工場占拠闘争に参加するなど、積極的な行動を執筆と併行して展開したグラムシは、1921年のイタリア共産党結成に際しては、コミンテルン執行委員会のイタリア代表に任命された。その後、党代表としてモスクワを訪れたグラムシには逮捕状が出されるものの、1924年には下院議員に選出されてイタリアに帰国。議員の不逮捕特権を利用してムッソリーニのファシスト政権との対立姿勢を強めたが、2年後には逮捕・収監され、20年4カ月5日間の禁固刑を受けることになる。本書の最後に収められた「南部問題のいくつかの主題」は、逮捕される1カ月前に執筆されたものだった。
その後、1934年10月に仮釈放を認められるまでのあいだに書かれた33冊に及ぶ「獄中ノート」によって、ヘゲモニー論に代表されるグラムシ独自の思想が生まれ、深化させられたことは、よく知られている。しかし、その思想が生まれる土壌となったのが逮捕以前の時期の行動と執筆だったことは疑うべくもない。
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