[BOOKデータベースより]
少女は、親と闘ってマンションに引きこもり、自分を「ラ・プッツン・エル」と名づけた。双眼鏡で「少年」を見つけたとき、止まっていたなにかが動きはじめた―。
[日販商品データベースより]自らを童話の「ラプンツェル」になぞらえて「ラ・プッツン・エル」と呼ぶ少女・中学二年生の少女・高倉涼は『魔王』と呼ぶ父親と闘ったあと、両親、弟と離れ、マンション6階に引きこもってひとりで暮らしている。双眼鏡で外をながめるようになった涼は、ある日、マンションの前を通って通学する少年を見つけ、「ジャク」と名付けて、見守るようになったが……。
「むかしむかし、あるところに、たいへん狂暴なお姫さまがおりました。プッツンしてキレると手がつけられなくなるので『ラ・プッツン・エル』と呼ばれていました。……」
自らを童話の「ラプンツェル」になぞらえて「ラ・プッツン・エル」と呼ぶ中学一年生の少女・高倉涼は、『魔王』と呼ぶ父親と激しく戦ったあと、両親、弟と離れ、マンション6階の部屋から一歩も外に出ずに、ひとりで暮らしている。童話のように自らの境遇と思いを語る「ラ・プッツン・エル」が、暴れたのには理由があった――。
双眼鏡を見つけ、外をながめるようになった涼は、ある日、マンションの前を通って通学する少年に目をとめ、ひそかに「ジャク」と名付けて、見守るようになった。少年は、涼と同じ中学二年生、世界が汚いものであふれていると感じ、学校へ行くのもつらい日々を送っていた。
あるできごとがきっかけとなり、少年は無人であるはずのマンション6階に、何者かが住んでいることをつきとめるが……。
14歳の少女、涼。ある日、プッツンしてしまったようで手におえない存在に。親に存在を隠せと言われ、内側からは開かない鍵のかかった部屋で毎日を過ごします。
涼が語るだけなので、正確なところは何があったのかよく分かりませんでしたが。まあ、辛いことがあったのは事実なのだろうからそこは詳しくなくてもいいのかな。
涼と強迫神経症のレオが交流をしていきます。この2人似ているのでしょうね。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子4歳、女の子2歳)
【情報提供・絵本ナビ】