[BOOKデータベースより]
「書体」とは、ある考え方のもと、同じふんいきをもたせてデザインされた文字の集まりのこと。その書体をデザインしているのが、高田裕美さんです。高田さんが手がけた書体「UDデジタル教科書体」は、その読みやすさから、教科書だけではなくさまざまなシーンで使われています。高田さんが八年の年月をかけて、この書体に真剣に向きあったのは、ある強い思いがあったからでした。
1章 書体ってなんだ?
2章 ユニバーサルデザインとは
3章 書体デザイナーの仕事
4章 UDの教科書体を作ろう!
5章 UDフォントを使ってもらうには
6章 この先も「読める」を支えるために
【ユニバーサルデザインの考え方に、デザインの視点からふれられる一冊!】
だれもとりのこさない、ユニバーサルデザインの書体を作り続けたい――。
ある考え方のもと、同じ雰囲気を持たせてデザインされた文字の集まり「書体」。
「UDデジタル教科書体」のデザインを手がけた著者の、限りない挑戦を描きます。
今日では教科書や、テレビ番組のテロップなど、幅広いシーンで使われるようになった「UDデジタル教科書体」は、メガネやコンタクトを使っても見えにくく、学習や生活が困難な弱視の人の声を丁寧に聞いて作られました。その制作にかけた期間は、なんと8年。
完成した書体は、読み書きに困難さのある人にとっても、通常学級の児童にとっても「読みやすい」と感じてもらえるものになりました。
本書は、長い年月をかけてでも「UDデジタル教科書体を絶対に完成させたい」と挑戦し続けた、書体デザイナー・高田裕美による初の児童書。著者の「だれもとりのこさない書体を作り続けたい」という強い思いには、これからの多様性社会を生きるヒントがつまっています。
学校の調べ学習などでも耳にするようになり、子どもたちにとっても身近になった「ユニバーサルデザイン」の考え方に、デザイナーの視点からふれることのできる本書。
小学生はもちろん、大人にも楽しんでいただける一冊です。
[はじめに より抜粋]
わたしは、「書体デザイナー」の仕事をとおして、「ユニバーサルデザイン」という考え方にふれることができました。そして、さまざまな困難や不便を感じている人も、いない人も、みんなが話しあって、みんながより幸せになる方法を考えようという姿勢を学んだのです。
この本を通じて、だれもがみなちがうことや、一人一人が大切な存在であることを感じてほしいと思います。そして、読んだ後に、「あなたらしさ」に自信をもち、周りの人の「その人らしさ」を、認められるようになってもらえるとうれしいです。
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