[BOOKデータベースより]
オツベルは、六台の稲扱器械と十六人の百姓どもを使う、やり手の地主だ。昼から、ビフテキだのオムレツだのを食べて、たいそう羽振りがいい。そんなある日のことだ。オツベルの稲扱小屋に、一頭の白い象が現れた。オツベルは早速、象をうまいこと言いくるめ、足に重い鎖と分銅をはめて、水汲みやら薪運びやらにこき使った。気のいい象は、喜んで働いたよ。だが、オツベルの度重なるひどい仕打ちに、象は心も体もくたびれ果て、山に住む仲間たちへ手紙を書いた。「みんなで出て来て助けてくれ。」―「…ある牛飼いがものがたる」の傍題が付された、宮沢賢治の民話風童話を、画家・遠山繁年が、油絵で描き、絵本にしました。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- おおきさくらべ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2003年08月発売】
遠山繁年先生の絵が加わると、より意識を集中させて読む事が出来ます。こんなお話だったのか。小学生の頃には気付かなかった事も、大人になって読み返してみて気付くという事が往々にしてあります。宮沢賢治ってやっぱり凄い。(梅木水晶さん 30代・山形県 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】