[BOOKデータベースより]
地震や台風・豪雨などの自然災害は、ひとごとではありません。今この瞬間に災害が起こったら、きみは命を守る判断や行動ができるでしょうか。私たちは、災害の発生を食い止めることはできませんが、命を守る力を養うことはできます。この本では被災者の体験談を読むことができますが、ここで取りあげている被災者の経験は、未来の自分の身に起こることかもしれません。体験談を読んで災害をイメージすることは、「『もしも』にそなえて『今』できること」の第一歩になります。大切な命をつなぐために、災害を自分ごととして考えてみるところからはじめましょう。
命はどうやって守るの?
東日本大震災の体験談
平成30年7月豪雨の体験談
そのほかの災害が発生!1 雷から身を守るために
そのほかの災害が発生!2 竜巻から身を守るために
そのほかの災害が発生!3 大雪から身を守るために
そのほかの災害が発生!4 火山噴火から身を守るために
地震や台風など、近年自然災害による被害が増えています。いつ、どこで発生するかわからない自然災害から身を守るには、「もしものときにどんな危険があるのか」「まわりがどうなってしまうのか」といったことを、事前に知っておくことが大切です。災害を知り、普段から備えておくと、いざという時に、自分やまわりの人の命を守る行動につながります。
このシリーズでは、過去の災害の実際の被災者の体験談や写真から、学び、考えることで防災に対する知識と意識を高めます。
1巻の「そのときどうする? もしも災害が起こったら」では、地震や台風など身近に起こりうる災害の種類と、学校や家などそれぞれの場所で想定される危険、起こりうる2次災害などを解説します。
危険から身を守る方法に正解はありませんが、過去に被災した人たちの経験、行動から、それらの災害に巻き込まれた場合、どのような時にどのような行動を取れば良いのかを考えます。
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いつ、どこで発生するかわからない自然災害。子どもはもちろん、大人にとっても直接被害に遭わなければ、なかなか想像できないのが、自然災害の大変さです。「こんなに急に浸水するとは」「まさかここまで崩れるとは」台風や大雨による災害もちょっとした「まさか」で被害が広がることがあります。そんなときに役立つのが、過去の体験談から防災について考える、本書のようなガイドブック。「もしものときにどんな危険があるのか」「まわりがどうなってしまうのか」を知り、実際に起きたときを想像するのが防災の第一!本書では、過去の災害で被災した人たちの実際の行動を知り、マンガや写真でそのときの状況をふりかえることができます。災害に巻き込まれた場合、どのようなシチュエーションなら、どう行動すべきなのか。親子や学校で、一緒に読んで考えるのにぴったりの本です。個人的には2018年の西日本豪雨で、自宅の外に出て避難するのかしないのか、家族の会話がとても参考になりました。「まだいいんじゃない」「よし、避難しよう」「え、本当に避難するの?」というやりとりから、危機一髪で難を逃れるまでの経緯がマンガで描かれ、わかりやすいです。すでに外はひどい大雨のとき、わざわざ安全に思われる自宅から出るのかと迷うケースは多いはず!また東日本大震災で「釜石の奇跡」と呼ばれた、小中学校の点呼なしの避難もふりかえって検証され、改めて学校現場の避難を考えさせられます。災害は学校で日中起きるのか、夜に家で起きるのか。体験談から学び、考えたことを、いつか災害が起きたときに、身を守るための知識として生かす。日頃のちょっとした心がけで、大きく変わる運命もあるかもしれません……。本書は「命をつなぐ防災」シリーズの第1冊目。他に2冊目「今日からできる!命をつなぐそなえ」、3冊目「みんなで助けあう!避難生活と復興」があります。本シリーズをぜひ防災に役立ててくださいね。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
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