- 漂泊の王の伝説
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La leyenda del rey errante.
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2008年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784035404804
[BOOKデータベースより]
砂漠の王国、キンダの王子ワリードは貧しい絨毯織りの詩によって、夢と名誉をうばわれてしまう。憎しみにかられ、ワリードはその男に難題をもうしつける。人類の歴史をすべて織りこんだ絨毯をつくれ、と。それは、成しとげられない命令のはずであった…。スペインのバルコ・デ・バポール児童文学賞にかがやき世界八カ国で翻訳された、傑作歴史ファンタジー。小学校高学年から。
[日販商品データベースより]貧しい絨毯織りの詩によって、夢と名誉をうばわれた王子ワリードは、憎しみにかられ、その男に難題を命じる…。スペイン発、世界8カ国で翻訳された、異色のファンタジー。バルコ・デ・バポール児童文学賞受賞。
子供だけでなく大人も楽しめるお話だと思いました。
王子ワリードは自分の不当な仕打ちを後悔しながら、漂泊の王となり、さまざまな体験をしていきます。
これらの体験も運命というか因果なのかなーと思いつつ、おもしろく読めました。
最初の方はともかく、自らのあやまちを後悔してからのワリードは高潔で立派な人物に思えました。自分に言い訳するわけでもなく、真っ直ぐに己と向き合って生きるのはなかなか難しいですよね、ましてや目の前に幸せが見えていたりするのに…。
始終お話に惹き込まれました。
お話の終わり方もきれいでよくできたお話です。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】