[BOOKデータベースより]
“口ごたえ、すな。子どもというもんは親のいうことをきくもんじゃ。”目が見えない、口がわるい、いじもわるい。でも、ガッツがあって、やさしくて美人の!?おかあちゃん。5歳から。
[日販商品データベースより]おかあちゃんは、ほとんど目がみえない。
三味線をひくのがうまい。口が悪くて、えばっていて、たくましい。
ひとりでどこへでも出かけていく。
みんなのことが、ぼ〓っとゆうれいみたいにしか見えていない、
と言っていたおかあちゃんの目が、ある日とうとう、何も見えなくなった。
その日だけ、おかあちゃんが泣いた。
でもおとうちゃんの一言
「目も悪くて、口も悪くて、意地も悪い。それはヘレン・ケラーじゃな」で、
お母ちゃんは笑顔に。
「ようし、こうなったら、日本一のヘレン・ケラーになっちゃるで」
作者の小手鞠るいさんが目の見えないお母さんに心を寄せて描いたフィクション。
全て岡山弁でつづる。(小手鞠さんは岡山出身)
エピソードは、実際あったことばかりなので、リアリティがある。
障害のある人が身近にいたら、障害を特別と思わず普通のこととして受け入れる、
そんな世界を子どもたちに知ってもらいたくてと書かれた作品。
ダイナミックなこしだミカさんのイラストがストーリーを盛り上げている。
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「ついに、まったく見えんようになってしもうた。まっ白じゃ。ヘレン・ケラーになってしもうたわ。」と言うのは、うちのおかあちゃん。でも、白いつえをもらえたら、「これで、鬼たいじができるわ。さあ、どこからでもかかってこい!」目が不自由でも、民謡教室を開き、三味線をひき、大声で歌うおかあちゃん。娘のまりえへのお小言も、人並み以上。そんな豪快なおかあちゃんが教えてくれるのは、「目が不自由だからかわいそう」ではなく、目が不自由だからこその世界。耳がいい、頭もいい、たくましい、立ち直りが早いなど、持ち前の性格を発揮し、毎日明るく楽しく過ごすおかあちゃん。そんなおかあちゃんを自然に受け止める、まりえやおとうちゃん。豪快なおかあちゃんの憎めないキャラクターだけでなく、家族丸ごと好きになっちゃいます!さてそのおかあちゃん、まりえの中学受験の日におまもりの手紙を渡してくれました。そこに書かれていたのは…? ぜひ自分の目で確かめてください。作者の小手鞠るいさん自身のおかあちゃんのエピソードを基に、岡山弁で明るく描き出した作品。立体造形作家でもあるこしだミカさんが描くおかあちゃんは、素朴で豪快なイメージそのまま! そのたくましさに、脱帽です。
(子どもの本コーディネーター 中村康子)
なんか、表紙の絵が子どもの作品みたいで
楽しそー
小手鞠さんの作品だし
これは、まちがいないでしょー
関西弁ともちょっと違うような…
小手鞠さんご出身の岡山弁!
へぇー
のバイタリティーのある
視覚障がいがあるおかあさん
裏表のない、感情丸出しの人間性
強い!かと思うと
大声で泣く
そうかと思うと
「ヘレンケラー」になる!
と、前向き
すごいなぁー
時分に正直に、まっすぐに
「生きている!!」という感じ
それをしっかり受け止めて
まりえちゃんは育っているんだなぁー
友達のゆずかちゃんも優しい子だなぁー
最後はじーんとしますが
くすっと笑わせてもくれます(しいら☆さん 50代・宮城県 )
【情報提供・絵本ナビ】