[BOOKデータベースより]
あいたかったわ、わたしもや。あの世もこの世もおどりだす年にいちどのぼんおどり。4歳から。
[日販商品データベースより]おおきな湖のまんなかに、ぽっかり浮かんだちいさい島は、だれも知らない「ねこのしま」。夏の満月の夜、ごせんぞさんをおむかえして、盆おどりをするのです。
みんなで浜辺にあつまって、いっせいに目を光らせると……湖のむこうから、ぎょうさんきはった、ごせんぞさんや。
おひさしぶり ごきげんさん
あいたかったわ わたしもや
きれいなお月さんがのぼるころ、みなさんお待ちかね、たのしい盆おどりがはじまります。
ねこの おぼんは みょうみょうみょう
ねこはぎ ねこのめ ねこじゃらし
ねこの なまえは せかいいち
からすのえんどう へびいちご
おおいぬのふぐり なんやそれ
月あかりの下、おじいさんもおかあさんも、こどもたちもあかちゃんも、ごせんぞさんも、みんなであつまっておどります。空が白くなって、夜があけるまで、ずっと……。
夏の風物詩・盆おどりを、力強い絵とやわらかな関西弁で生き生きと描いた絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- アニマルバスと いちごむら
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年08月発売】
- アニマルバスとほしまつり
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2023年08月発売】
- クマダさんのどんぐりコーヒー
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2024年11月発売】
- うそうそかわうそのむかしばなし
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2017年12月発売】
- たんぼレストラン
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2016年03月発売】
「ねこの おぼんは みょうみょうみょうあのよにいった ごぜんぞさんをこんや ひとばん おむかえするでなつのまんげつ ぼんおどり」ねこにもお盆はあるんですって……知っていましたか?大きな湖のまんなかに、ぽっかり浮かんだ島。だれも知らないねこの島。そのちいさな浜辺に、ねこが集まって、お盆の準備にてんてこまいになるんです。きゅうりの馬で、ご先祖さんがあの世からはやくやってきて、なすびの牛でゆっくり帰るように。精霊馬の意味もさりげなく織り込みながら、はやしますみさんが描くお盆の夜。……そのぴかぴかひかって美しいこと!まるで灯籠の光のように、あでやかに、透けるような色彩が夜空にはじけ、あの世とこの世が混ざり合っているみたい。「みょうみょうみょう みょうみょうみょう」一年の中で、とくべつなお盆の夜が華やかに描かれます。ねこだってご先祖さまに会いたいんですねえ。(やってきたご先祖さまとねこたちのユーモラスな会話が、細かく絵に描き込まれています。子どもはこんなところを読んでもらうのが大好きです。)「ねこのおぼんは みょうみょうみょう」とつぶやきながら、月をみあげて、星をみあげて……。いつも見守ってくれているご先祖さまを思って、ねこのように踊ってみるのも、いいですねえ。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
ねこたちによる「お盆」の行事を描いたお話でした。
「お盆」という行事を知らなかった我が家の子どもには、少し難しい内容だったようです。また、絵が独特のタッチで少し見にくかったことが気になったようでした。
ただ、大人が読むには興味深いお話だったと思います。(さくらっこママさん 30代・神奈川県 女の子6歳、男の子3歳)
【情報提供・絵本ナビ】