- 犬鷹大切物語
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- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 1999年09月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784760117987
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[BOOKデータベースより]
本書はまず、江戸の周辺にあった将軍家と御三家の御鷹場をとりあげます。御鷹場は規制だらけのいわば鳥獣保護区であり、鷹場の村々では、鷹のためにイナゴを上納したり、カカシを立てるのにいちいち嘆願書を出したりと、たいへんな負担と規制を強いられました。享保〜慶応年間(1716〜1867)の、新宿区から国分寺市にかけての地域の各家の文書から読んでいきます。次に、五代将軍綱吉の出した生類憐みの令をとりあげます。「天下の悪法」によって、江戸の町は大混乱となりました。生類憐みの令の実態はいかなるものだったのか、貞享・元禄・宝永年間(1684〜1710)の文書や法令書・判例集から読んでいきます。
第1話 江戸西郊御鷹場事情(鷹場内の規制;鷹場村々の負担;鷹場の支配とその周辺)
第2話 生類憐みの令と中野犬小屋(生類憐みの令下る;生類憐みの令の波紋;犬小屋の建設と運営;生類憐みの令の終り)