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散りばめられた謎の数々が、いよいよ明らかに!固い友情で結ばれたハギと透流の運命は?ウンヌの支配者“ミドさま”の正体とは?全三部作、ついに完結。
[日販商品データベースより]ハギとめぐりあい、透流は様々なことを知った…。散りばめられた謎が、いよいよ明らかに。固い友情で結ばれたハギと透流の運命は。ウンヌの支配者“ミドさま”の正体とは。全3部作ついに完結。
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- Monty23
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「囚われ人を助けるべく立ち上がったハギと透流、ウンヌ村の真実とは?」
透流の母の決意、それは父の故郷へ帰り息子透流を助けだすこと。
囚われの透流はシュゲの配下カクテ、牢に食事を持ってきたホウランや、イタチ・フクロウの手を借り脱獄、ジュゲの救出に向かう。
村人たちに向かって決意を告げるハギ。
そしてミド様のもとへ向かった透流たちは、ウンヌの村の真実を知る。
それは祖母にかかわる謎の答えでもあった。
息を持つかせぬ展開で、あっという間に読み進んでしまった。
自然描写、各人物の心理描写がわかりやすく、場面展開も面白い。
名作である。
楽しみにしていたあさのあつこさんのシリーズもので、子ども向け(でいいと思うのですが)の異界ファンタジー物です。
作者自身が後書きにも書いていましたが、第1部が出てから、この第3部が刊行されるまでになんと4年もの歳月が流れていました。
待っている身としては長かったです。
描かれている世界はわりとよくあるパターンでしたが、
あさのあつこさんらしい、読者を惹きつけるテンポのいい文章で、読めば読むほど物語の中に引き込まれました。
人間の男の子『透流(トオル)』、ウンヌの世界のクサジという低い身分の『ハギ』、ロウロウという身分の若い兵士『カクテ』やその上司の『ジュゲ』、女官の『ホウラン』など、登場人物たち一人一人に確固たる生き様が見えて面白かったです。
残念なのはラストシーン。
時間やページ数の都合なのか、ちょっとトントン拍子に早く描かれ過ぎていて、それまでゆったり進んでいたこの世界の時間から、いきなり切り離されたような気分になってしまいました。
けれども物語としてはとても良質で、本が好きなお子さんなら、小学校4年生くらいから十分に理解して、楽しめる内容だと感じました。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子17歳、女の子13歳)
【情報提供・絵本ナビ】