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[BOOKデータベースより]
一九二〇年代のパリで、独自の乳白色による裸婦で名声を確立した画家・藤田嗣治は、戦時下の日本で暮らし、“アッツ島玉砕”や“サイパン島同砲臣節を全うす”などの「作戦記録画」を手がけた。日中戦争から太平洋戦争へと続くこの時期、画作と並行して著作を新聞や雑誌に寄せている。本書では、戦時下の藤田の主要な著作を初めてまとめて復刻し、論考とあわせ、絵画と文章の相関関係から新たな藤田の戦争画像を浮かび上がらせる。
第1部 日米開戦前―第二次世界大戦勃発に寄せて(着物;東京での今の暮らし―藤田嗣治がパブロ・ピカソに宛てた手紙 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 仏印体験(仏印画信;仏印と日本美術―仏印巡回展本会派遣使節報告 ほか)
第3部 太平洋戦争勃発から南方戦線取材へ(南方派遣画家は語る;目で見た実戦彩管部隊座談会 ほか)
第4部 太平洋戦争後期(一路邁進の秋―戦争画への精進(上);われらの大使命―戦争画への精進(下) ほか)
第5部 敗戦後の日本へ(画家の良心;ウナニミテを想ふ ほか)
1920年代のパリで、独自の乳白色による裸婦で名声を確立した画家・藤田嗣治は、戦時下の日本で暮らし、《アッツ島玉砕》や《サイパン島同胞臣節を全うす》などの「作戦記録画」を手がけた。日中戦争から太平洋戦争へと続くこの時期、画作と並行して著作を新聞や雑誌に寄せている。本書では、戦時下の藤田の主要な著作を初めてまとめて復刻し、論考とあわせ、絵画と文章の相関関係から新たな藤田の戦争画像を浮かび上がらせる。