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[BOOKデータベースより]
あらゆる法は守るためにある。守らせる権力を獲得した瞬間、腐敗が始まる。
[日販商品データベースより]ジャンルを越え、小説の面白さを追求する画期的アンソロジーの第12巻。逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」など2長編を中心に、谷川俊太郎「探偵電子計算機」、宮部みゆき「八月の雪」など9編を収録。
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ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第6回配本、第12巻『法の代行者』は、人気作家、逢坂剛・大沢在昌の代表作2長編を中心とした、警察小説の傑作、全9編を収録!
●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏
この巻は警察小説が中心である。とはいえ、なにも法律を代行するのが警察官だけでいいはずもない。
裁判官、検事、岡っ引き、弁護士、死刑執行人、といろいろな職種の主人公を並べるつもりであったが、力およばず、やはり警察官が多くなってしまった。
警官ものに傑作が多いのだから、これは仕方がないのである。
21世紀の作家だと思っていた横山作品に20世紀のものがあったのは、僥倖というしかない。
【長編】
逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」
大沢在昌「毒猿 新宿鮫II」
【短編】
宮部みゆき「八月の雪」
横山秀夫「黒い線」
【掌編】
谷川俊太郎「探偵電子計算機」
結城昌治「おまわりなんか知るもんかい」
阿刀田高「時間外労働」
景山民夫「ご町内諜報戦」
嵐山光三郎「上様」