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[BOOKデータベースより]
2013年2月、突然の高熱と激痛に襲われた作家は膠原病の一種、混合性結合組織病と診断される。不治、希少、専門医にも予測が難しいその病状…劇薬の副作用、周囲からの誤解、深まる孤立感。だが長年苦しんできたこの「持病」ゆえの、生き難さは創作の源だった。それと知らぬままに病と「同行二人」で生き、書き続けた半生をここに―。芥川賞作家のアラ還“教授”と15歳猫の静かな日常、猫は闘病中そして飼い主は難病と判明!!!あとがき「去年は満開の桜を静かに見ていた」書下ろし収録。
[日販商品データベースより]第67回野間文芸賞受賞!2013年2月、突然の高熱と激痛に襲われた作家は膠原病の一種、「混合性結合組織病」と診断される。不治、希少、専門医にも予測が難しいその病状……。劇薬の副作用、周囲からの誤解、深まる孤立感。だが長年苦しんできたこの「持病」ゆえの、生き難さは創作の源だった。それと知らないままに病と「同病二人」で生き、書き続けた半生をここに――。
2013年2月、突然の高熱と激痛に襲われた作家は「難病」の診断を受ける。病名は、膠原病の中でも個人差が大きく判らない部分が多い、10万人に数名ともいわれる「混合性結合組織病」。振り返れば、子供のころから普通の生活がいつも困難で厄介だった、その原因も実は「難病」のせいだった――?
猫のために無理して買った千葉の一軒家のローンは半分以下になった。最後の一匹ギドウは年末に15歳になった。55歳にして大学に招かれ、初めて「お勤め」をした。文学のため闘い続けた作家にようやく訪れた静かな日々が「難病」に脅かされ、しかし投薬のおかげで、これまでずっとできなかったことが一見「なんでも/できる」ようになる。日常のささやかな喜びと病気の先行きへの不安。「微分するなら快適生活。積分したなら無明長夜」な1年半の軌跡を描くハイパー闘病記。