[BOOKデータベースより]
本書は、7年前に刊行した「数学へのアプローチ」の改訂版で、教科書としても参考書としても利用できるように工夫して書いたものです。旧版では、1冊で線形代数と微積分を扱っていましたが、改訂にあたって、「線形代数編」と「微分積分編」の2巻に分けることにしました。「線形代数編」においては「連立一次方程式」と「行列の標準化」を解説することに努めました。
1 2次元ベクトル
2 3次元ベクトル
3 連立一次方程式(3元)
4 行列
5 連立一次方程式の解法
6 2次の行列式
7 3次の行列式
8 正則行列
9 行列式
10 行列の標準化
11 2次形式
半年間の講義で学べるように内容を絞って解説した入門書。とくに、「連立一次方程式」と「行列の標準化」のテーマに重点をおいて、抽象的になりがちな話題を図を多く用いて図形的に解説するなど初学者向きに配慮してある。姉妹書に『数学へのアプローチ(改訂版)−微分積分編−』がある。