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- やっぱり滋賀が好き
-
心の観音を求めて
新評論
児玉征志
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2017年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794810793
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[BOOKデータベースより]
第1章 湖東(現地研修;蒲生氏郷;万葉の森;多賀神社)
[日販商品データベースより]第2章 湖西(鴨鍋;浮御堂;もたれ石;琵琶湖周航の歌)
第3章 湖南(比叡山;近江神宮;瀬田川;月輪)
第4章 湖北(長浜曳山まつり;己高山;雨森芳洲;心の観音)
「どうして、滋賀のことがこんなにも好きなってしまったのだろうか」と、自分でも不思議に思うことがある。故郷が広島なので、帰省や出張の際に新幹線で何度も滋賀を通過していたわけだが、車窓から見える景色にはまったく関心がなかった。しかし、今では、名古屋―京都間の30分をとても楽しみにしている。書店に行けば滋賀に関係する本をよく買うし、コクヨ工業滋賀が製造する「びわこマスキングテープ」も愛用している。先日、東京交通会館へ行ったとき、「高島ちぢみ」のパジャマが売られていたので思わず買ってしまったほどだ。
こんな「滋賀好き」の私が、5年前に出版した『「びわ湖検定」でよみがえる』の続編として書いたのが本書である。今回は、司馬遼太郎の『街道をゆく』や白洲正子の『かくれ里』、また幸田露伴の『蒲生氏郷』、その妻で葉室麟の小説のタイトルにもなっている『冬姫』、そして谷崎潤一郎の『乳野物語』に登場する元三大師についても触れている。
万城目学の『偉大なる、しゅららぼん』に登場する龍ではないが、琵琶湖には人を癒す力があるように思えてならない。私は「近江の自然や文物」を知り、同県で活躍する中小企業経営者に触発されたことによって、「本当の自分」に出会えたと思っている。「カウンセリングの神様」と言われるカール・ロジャーズは、「あるがままの自分でいさせてあげることができる時、私は、よりよく生きることができる」と言っている。本書はカウンセリングの本ではないが、近江や中小企業経営者に関心がある人だけではなく、メンタルヘルスに携わる人にとっても何らかの参考になればと思っている。
全ての「出会い」は偶然であるが、それをどう捉えるかによって人生は大きく変わる。一度しかない人生、これからも「出会い」を大切にしながら自分を信じて生きていきたい。(こだま・せいじ)