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[BOOKデータベースより]
小川、里山、棚田…守りたい、守らなければいけないニッポンの原風景を次世代にどうつなげていくか。限界集落を水源の里と呼び換えて、元気を取り戻した集落から得られるヒント。
第1章 「水源の里条例」指定集落をたずねて(「おたがいさま」が生きている 「人は誰でも何かの役に立てる」ことが実感できる「古屋」;どこにでもある花、ここでしか出合えない風景「老富」;名前をつけること、地図をつくることで意味をもたらす 思い出の山を、観光資源に再生させる「鳥垣」 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 水源の里条例を進める綾部市の現在・過去・未来(水源の里条例施行一〇年の足跡;水源の里いま抱える課題;「水源の里条例」単体でなく、複合的施策で取り組む ほか)
第3章 あやべから全国へ広がる「水源の里」―全国一七市通村の取り組みを紹介(一六一の市町村がひとつにまとまる;森林環境税を国税に;地方創生「首長勉強会」や「全国水源の里シンポジウム」を開催 ほか)
なぜ京都・綾部市は限界集落を再生・元気にしているのか?
本書には地方創生の秘訣やヒントが満載!
*「(活性化は)いまさらもう無理」「なにをやってもダメ」とあきらめていたおばあちゃんたちが「これまででいちばん幸せ」と俄然元気になった理由は?
*荒れ果てた杉林を間伐したら、400万株のシャガの花を発見! 毎年一万人が来る一大観光スポットに!
*地元の小さな山に手を入れることで、週末トレッキングで注目!
*自分たちが忘れていたものが、集落外で思わぬ評判に。右肩上がりに販売数を伸ばす「瀬尾谷粕漬」等々
本書はこういった、限界集落を水源の里に呼び換えて「再生」を図っている、京都府綾部市の16集落の事例を紹介しています。そして「水源の里」という考え方は全国へと広がり、「全国水源の里連絡協議会」が生まれ、現在全国161の市町村が参加しています。綾部以外の取り組みも最終章で紹介しています。集落再生、まちづくりのヒントになるだけでなく、暮らしやビジネスヒントにもなるものでしょう。
主な内容
第一章 「水源の里条例」指定集落をたずねて
「人は誰でも何かの役に立てる」ことが実感できる/どこにでもある花、ここでしか出合えない風景/思い出の山を、観光資源に再生させる/美しい風景を守りたい、その想いは食の恵みとリンクする/おかあさん、おばあちゃん、おじいちゃんの愛情はインスタ映えをはるかに超える/新しい人の流れが集落の状況を変える/帰ってこられるという安心感/オーナー制度や体験作業でファンを増やして、地域を活性化ほか
第二章 水源の里条例を進める綾部市の現在・過去・未来
水源の里条例施行10年の足跡/水源の里 いま抱える問題/「水源の里条例」単体でなく、複合的施策で取り組む/地域の健康づくりを支援する「コミュニティナース」/「人財教育」もあやべが誇れる地域資産です
第三章 あやべから全国へ広がる「水源の里」〜全国17市町村の取り組みを紹介〜
コーヒーの飲める図書館 〜和歌山県有田川町/古湯温泉を本好きの聖地に 〜佐賀県佐賀市/たくあん漬け&郷土料理会を通して強める地域の絆 〜東京都檜原村/「水源を守る」を発展させて 〜群馬県みなかみ町/Iターンでユリの花づくりに挑戦〜岐阜県揖斐川町/化石と自然と健康と 〜北海道中川町/フットパスとかつぬま朝市を体験 〜山梨県甲州市/女性が活躍する獣害対策 〜島根県美郷町ほか