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[BOOKデータベースより]
独立自尊、根っからの自由人として明治から昭和を駆け抜けた荷風の風変わりな人生に寄り添いながら、部落差別をめぐる彼の作品の原テキストの運命を徹底追究。「差別用語」を隠したり言い換えたりすることは、歴史を削除し書き換えるものであると訴える。部落問題をめぐる昨今の歪んだ問迅状況に対する元高校長の勇気ある直言。
第1部 永井荷風と部落問題(随筆「傳通院」の改竄;鳥追いの光景;荷風の社会認識と部落問題;「ひかげの花」の女をめぐって;『断腸亭日乗』はなぜ訂正されたのか?;出生の秘密をひきずる作家たち;荷風の東京をあるく(その1))
第2部 隠せば差別はなくなるのだろうか?(歴史を削除してしまう罪;ある大学入試の設問をめぐって;議論を避ける歪んだ風潮;ある新聞寄稿記事とその反響)
第3部 荷風のほとりで(映画のなかの荷風;荷風の見たダンスホール;洲崎パラダイス;荷風ことはじめ;荷風の東京をあるく(その2))