[BOOKデータベースより]
革命都市の光と影。写真、彫刻、映画…木靴、コラージュ、バリケード。歩行の記憶をたどるユニークなパリ案内。
1 徒歩で行く(パリを歩く;女と男のいる舗道 ほか)
2 足裏の記憶(公園からの眺め;水の記憶 ほか)
3 三脚の街(靴磨きの影;マルヴィルの三脚 ほか)
4 歩く芸術家(ボヘミアンのパリ横断;ピエロとふくろう ほか)
5 抵抗と歩行(燃え上がる車;リュと人間 ほか)
6 移動する都市(移動する庭;漂流のグラフィティ ほか)
パリには、どのようなダイナミズムが秘められているのか。この25年、パリを拠点に活動している著者が、街路、公園、川などの具体的な場所から語る、ユニークなパリ論・知的なパリガイド。
[商品紹介]
この街には、間違いなくここにしかない空気が流れている。
「きみが幸運にも青年時代にパリに住んだとしたら、きみが残りの人生をどこで過ごそうともパリは一生きみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だから。」ヘミングウェイが友人に語ったとされるこの言葉はあまりにも有名です。そう、パリほどに人々に愛され形容され続ける世界の都市はあまり多くはありません。本書は、写真家・批評家の港千尋氏がご自身の足で歩いて積み重ねていったパリの記憶を、詳細に綴った文章と空気感そのままに切り取った写