[BOOKデータベースより]
4人の女性にあてて書かれたラブレターを、背景に即して丹念に読み解くことにより、人間ナポレオンの素顔が浮かび上がる。純真な婚約者デジレ・クラリー、妖艶な最初の妻ジョゼフィーヌ、純愛の恋人マリー・ヴァレフスカ、名門ハプスブルク家の姫だった2番目の妻マリー・ルイーズ―それぞれに個性的な女性たちに、時に翻弄され、時に苦悩する英雄の波乱の半生を綴った歴史エッセイ。
第1章 婚約者デジレ・クラリー―マルセイユ娘が王妃に、そして現在のヨーロッパ諸王室の祖に
第2章 最初の妻ジョゼフィーヌ―クレオール娘がフランス皇后、そしてヨーロッパ諸王室の祖に
第3章 恋人マリー・ヴァレフスカ―祖国のために
第4章 二番目の妻マリー・ルイーズ―オーストリア皇女、フランス皇后からパルマ公国女王へ
第5章 その他の女性たち
第6章 子どもたち―嫡子、婚外子そして養子
4人の女性にあてて書かれたラブレターを、背景に即して読み解くことで、人間ナポレオンの素顔が浮かび上がる。それぞれに個性的な女性たちに、時に翻弄され、時に苦悩する英雄の波乱の人生を綴った歴史エッセイ。
ナポレオンが4人の女性にあてて書いたラブレターを丹念に読み解くことで、英雄の素顔に迫る・・・なんとも感動的な歴史エッセイをご紹介します。ナポレオンといえば戦場から最愛の妻・ジョセフィーヌに宛てた手紙の中で、「今から帰るから、風呂にだけは入るな」と書いたという逸話があります。皇帝ナポレオンは、風呂あがりでサッパリした女性よりも、汗が香水と混じって臭いくらいが好きだったんだとか。この話はナポレオン好きの間では有名な話ですが、このいった逸話に溢れた本書は、フランスの歴史が好きな方には要チェックの一冊です。