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桃子は大学に入りたての19歳。小説家のおばさんのマンションに同居中。口うるさいおふくろや、同性の愛人と暮らすキザな父親にもめげず、親友の花子とあたしの長閑な「少女小説」は、幸福な結末を迎えるか。
[日販商品データベースより]桃子は大学に入りたての十九歳。小説家のおばさんのマンションに同居中。口うるさいおふくろや、同性の愛人と暮らすキザな父親にもめげず、親友の花子とあたしの長閑な〈少女小説〉は、幸福な結末を迎えるか?
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馬車やパイやパフスリーブ……。素敵な生活描写に彩られた外国の「少女小説」からそろそろ卒業しなきゃいけないなあ、と漫然と思っていた大学時代に読み、感銘を受けました。女子大生二人が八十年代の目白界隈をぶらつき、なんとなくいいことがありそうな予感とともに低いテンションで生きていく。それでも「赤毛のアン」や「若草物語」に通じる古き良き香りがして、なによりも主流派ではない女の子への肯定と媚びずに生きる道筋が示されています。それまではディテールにばかり気をとられていましたが、このスタンスさえあればどんな時代のどんな物語でも上質な「少女小説」なんだと確信しました。
柚木麻子/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/7/12
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】