- 文豪の翻訳力
-
近現代日本の作家翻訳
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2011年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784270006658
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[BOOKデータベースより]
村上春樹の精力的な訳業は、二葉亭四迷、森鴎外の「作家翻訳」の伝統を引くものか?文学が行き詰まったとき、転機に差し掛かったとき、現状を打開し新たな可能性を切り拓くものとして、「作家翻訳」は期待され、また機能してきた。作家たちは何を求めて翻訳に挑み、そこから何を獲得したのか?大正期から戦後までの「作家翻訳」の意味と変遷を、多様な視点と綿密な論考でたどった秀作評論。
序章(1) 作家翻訳をいかに問題とすべきか(作家の翻訳という場;翻訳文学を先導するものとしての作家翻訳―再読『洛中書問』論争 ほか)
[日販商品データベースより]序章(2) 戦後翻訳史の転回点と作家=翻訳家村上春樹の出発(一九七九‐八二)(戦後翻訳文学史における六〇年代と七〇年代;村上春樹のフィッツジェラルド体験)
第2章 物語作家たちの試み(語りの戦略を訳す(谷崎潤一郎);翻訳批評、翻訳から創作へ(佐藤春夫) ほか)
第3章 翻訳者としての詩人たち(「方便」としての翻訳(三好達治);逐語訳から本歌取りとしての翻訳へ(立原道造) ほか)
第4章 戦後作家は何を訳そうとしたのか(幻想の叙法(中村真一郎);悪夢とユーモアを訳す(長谷川四郎) ほか)
作家たちは何を求めて原文と向き合い、何を創りだしたか。日本語文体と日本文学に多大な影響を与えた「作家翻訳」。その変遷と意義を、比較文学の第一人者が、多様な視点と綿密な論考でたどる。