- 日本美術全史
-
世界から見た名作の系譜
講談社学術文庫 2107
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062921077
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[BOOKデータベースより]
将軍万福、国中連公麻呂、定朝、運慶、湛慶、雪舟、尾形光琳、池大雅、北斎、広重、富岡鉄斎、藤田嗣治、多数の逸名作家…。世界美術史の中でも最高水準にある作家たちは、「民族的・宗教的価値」を超える普遍性=「人間性」の表現を実現した。「時代様式」による記述で、縄文から現代にいたる美術作品を縦横に論じた、新日本美術史がここにある。
はじめに 世界の中の日本美術
[日販商品データベースより]序章 日本美術史における「様式」展開
第1章 土器と銅器の時代
第2章 「アルカイスム」の時代―飛鳥時代の美術
第3章 「クラシシスム」美術―白鳳時代の彫刻・絵画
第4章 「クラシシスム」中期の美術―天平時代の彫刻
第5章 「マニエリスム」美術―平安時代の美術
第6章 「バロック」美術―鎌倉時代の名作群
第7章 「ロマンチシズム」の美術―室町・桃山の美術
第8章 「ジャポニスム」の美術―江戸時代の絵画
第9章 日本近・現代の美術
20世紀後半以降、日本の美術作品が海外でも紹介されるようになりましたが、その興味はあいかわらず異国趣味によるものであり、特殊なものとして扱われる傾向があります。一般人でも理解できるような「芸術作品」として「普遍的」な価値観をきちんと提出できるならば、批評の対象としての「日本美術」が「世界美術史」の中で正当な位置を占めることができるはずと筆者は考え、あらためて日本美術史を編み直すことに挑戦します。
普遍的な価値とはなんでしょうか? 理想主義、人間主義、そして「気韻生動」(「リズミックな生動感または生動の中のリズム」ローレンス・ピンヨン『極東の絵画』)が、普遍性につながる特徴といえると考えます。また、写実性や真実性もその特徴になりうるでしょう。
上記のような普遍的な価値をもとに、縄文から現代にいたる日本美術の作品を縦横に論じ、新たに編み直していきます。取り上げられた作品数も500点以上。もうひとつの日本美術史がここにあります。