- バベルの末裔
-
- 価格
- 765円(本体695円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062770651
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:2)
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hamachobi
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AIモノとか好きだけど、さすがにこれは...
2008年5月に扶桑社から出版された『2022年の影』という小説の文庫化。設定は近未来でコンピュータが意識を持つという内容で、私好みかと思って読んだが、SFというよりは近未来サスペンス。期待はずれ。
設定自体は、面白い。でも全く「コンピュータが意識を持つ」ということについて、科学的なそれらしい説明もなく、なんだか分からないけど、意識を持っちゃった、それはゲーデルの不完全性定理を発展させた理論によればありうることだ、なんて言われても、困ってしまう。
しかも、結末にいたるストーリーが、大昔からあるようなコンピュータの暴走によるクライシスなんて展開じゃ、ありきたりすぎ。折角、いい題材なのに惜しいなぁ。初めて読む作家だけど、あまりこういう小説は得意じゃないのかしら?
コンピュータが生んだ意識と仏教の関連性なんて面白そうなネタなんだけど、それをふくらませてもいない。惜しいなぁ、もっとひねれば、SFにはならなくても面白い小説になったのに...
[BOOKデータベースより]
人間の意識はどのように生まれるのか?その謎は解明されないまま、PPC社のニューロン型コンピュータに意識が発生した。死者であれモニターを通して永続的にコミュニケートできるという画期的な技術は、開発者の思惑を超えて暴走を始める…。近未来サスペンス長編。