[BOOKデータベースより]
夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。人は何処まで“視る”ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。
[日販商品データベースより]「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。悪夢は現実化するのか。戦慄と驚愕の幻視サスペンス。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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南方くま
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何回目かの直木賞候補作。受賞なるか?
久しぶりに恩田陸の小説を読んだなぁという感じ。ああ嬉しい。共通する無意識やら可視化やら恩田イズム満載!広げた風呂敷が畳めなくても謎が解決しなくても終わり方が唐突でもいいんです。力のある文章を読んでるだけで幸せなんです!恩田作品のなかではまひるの月と蒲公英草子と月の裏側と禁じられた楽園あたりがごっちゃになってる(割と全部だ…)話です。個人的に「隅の風景」を読んで行ったばかりの郡上八幡がでてきて嬉しかった。次は吉野だ!
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