[日販商品データベースより]
ねずみのアレクサンダは人間に大切にされているぜんまいねずみをうらやましく思っていました。でもある日ぜんまいねずみが捨てられることに…
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 小学校の国語の教科書に載っていました。授業の中で、ひとり1小節ずつ音読したこともありました。家に帰って、カセットテープにぼそぼそと音読を吹き込み、ひとりで聞いてニヤニヤするくらい大好きでした…。大人になった今、この絵本を買い直し。ときどき読み返し、やっぱり好きだなと思います。ほんとのねずみとぜんまいねずみ。手を取り合ってダンスする2匹は、幸せそうです。レオ・レオニといえば「スイミー」や「フレデリック」が有名なのですが、私の中ではこちらの作品です。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
小学校2年生の国語の教科書に載っていました。しばらくは教科書のそのページを破ってもっていました(笑)アレクサンダが紫の小石を見つけて自分のために使おうとしたとき、友達のぜんまいねずみを思い出し、自分のためではなくぜんまいねずみのために紫の小石を使ったけど、アレクサンダにとってもいいことだったんだ、「いいことをしたらいいことが何かか帰ってくるんだ」と感じていました。それが目に見えるものばかりではないということに気づいたのは、しばらくたってからでしたが。自分も大事、友達も大事、となった時に単なる自己犠牲ではなく、なにが一番大切なのか、捨てなければならない物がある時の葛藤があり、それがシンプルに書いてあり、とてもよいです。相手のために何か助けてげたいと思えるような友達は宝だよねっていうことを、作者は言っているような気がしていますし、そんな気持ちを小学生だった当時にまなんでいたのかなと思っています。
昔、表紙のかわいらしいねずみに魅かれて手に取り
想像以上の深いお話に入り込んだ覚えがあります。
今回久しぶりに読み直してみました。
コラージュのような色鮮やかな美しいページが沢山ある中でも、
強く印象に残っていたのが「むらさきのこいし」と「まほうのトカゲ」でした。
満月の夜、アレクサンダが抱える「むらさきのこいし」は本当にきれい。
石だけ見ると、何の変哲もない紫色の石なのに、不思議です。
自分のことばかり考えていたアレクサンダが、
ウィリーの悲しみに共感したとき「とつぜんめにはいった」むらさきのこいし。
しあわせになるために必要なことは何なのかを象徴しているようにも感じました。
また、「はなばなとちょうちょうのいろをした」幻想的なトカゲは
魔法使いというより、神様のよう。
「おまえはだれに、それともなにになりたいの?」
アレクサンダはウィリーを救ったのと同時に
「自分は自分になりたい」と答えを出したようにも感じました。
最後のページのねずみ達の表情がとてもいい。
音楽でも流れてきそうな、喜びにあふれたダンス。
今はまだ真っ白な未来に、生きているネズミとして大変なことがあっても、
2匹はずっと友達でいられるのではないかしら。
低学年の教科書に載っている小学校もあるのですね。
今回、息子の反応があまりなかったせいもあると思うのですが、
もう少し大きい子向けな気もします。
でも、いい絵本との出会いを阻む理由はありません!
小学生くらいから大人まで、年齢やその時々の自分の置かれた状況で
読み方が幾通りにも変わりそうな奥深い絵本、おすすめです。(ランタナさん 30代・埼玉県 男の子8歳、男の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】