- デジタル教育という幻想
-
GIGAスクール構想の過ち
平凡社新書 1047
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784582860474
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[BOOKデータベースより]
学校でのICT機器活用を目指すGIGAスクール構想により、今、生徒には一人一台のデジタル端末が配付され、「制限のない自由な使用」が認められている。しかし、活用の実態は政府が夢想する風景からは程遠い。規制をくぐり抜け、タブレットを「使いこなす」子どもと、膨大な業務に追われつつ、その対策に苦慮する教員―。理想を描くばかりのGIGAスクール構想がクラスを崩壊へ導く。
序章
[日販商品データベースより]第1章 ネット空間を生きる子どもたち(切っても切り離せないネットと子どもたち;依存性の強い無料ゲームの数々;栄枯盛衰のゲーム事情 ほか)
第2章 学校と子どもの今(GIGAスクール構想のはじまり;最初から結論が決まっていた議論;所与性が崩壊していく学校 ほか)
第3章 川下から見えてくる教育改革(中学生に馬鹿にされるアンケート;信じがたい議論の数々;川上の強い意志により歪む議論 ほか)
《目次》
はじめに
序章
第一章 ネット空間を生きる子どもたち
第二章 学校と子どもの今
第三章 川下から見えてくる教育改革
おわりに
《概要》
学校現場でのICT機器活用を目指すGIGAスクール構想で、生徒一人につき一台のタブレット端末が支給され、機器の「制限のない自由な使用」が目指されている。電子黒板やタブレット端末を使用した授業は今や当たり前のものとなっており、教室の風景はこの数年で様変わりした。
デジタル化によって教育環境は充実するかと思いきや、実態は政府が描く理想からは程遠い。
ネットに慣れ親しみ、普段からゲームアプリやSNSを使いこなす子どもたちは、端末にかけられた規制の「抜け道」をたやすく見つけ出し、動画サイトにたどり着く。端末を「使いこなす」子どもに、膨大な業務に追われつつ、対策に苦慮する教員たち……。現場と乖離した理想を描くGIGAスクール構想の是非を問う。
《著者紹介》
1985年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む。著書に『入試改革はなぜ狂って見えるか』(ちくま新書)、『ネトウヨとパヨク』『空気が支配する国』『デマ・陰謀論・カルト』(以上、新潮新書)など。