[BOOKデータベースより]
このはこ、なんだっけ?あかないはこ。ふると、コソコソおとがする。小野不由美とnakabanがあなたを恐怖の世界へとじこめる。
[日販商品データベースより]このはこ、なんだっけ。あかないはこ。ふると、コソコソおとがする。「はこ」と「女の子」をめぐる、静かな恐怖のものがたり。小野不由美とnakabanが、あなたを恐怖の世界へとじこめる。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 水はうたいます
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2023年11月発売】
- ひとのなみだ
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2024年06月発売】
- みずいろのぞう
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2011年08月発売】
- ぼくとたいようのふね
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2018年07月発売】
- ダーラナのひ
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2021年11月発売】
箱。あかない箱。なにがはいっているのかわからない。ふると、音がする。コソコソ 音がする。なにがはいっているんだろう。雨の降る日、気づくと箱はあいていた。でも、箱はからっぽ。音がしたのにからっぽ。いったい、なかみはどこに・・・。次々とあかなくなる箱、引き出し、クローゼット。あかなくなる対象物が大きくなる恐怖。箱の中から聞こえる奇妙な音もどんどんエスカレートしていきます。そして、口を開いた箱にはやはり何も入っていないのです。また、だれかいなくなるの?また、なにかあかなくなるのかな。少女の不安が終わらぬスパイラルのように連なって最後のページを読むのが怖い。でも読まずにはいられない。「ゾクッ」とする恐怖とはちがう、ゆっくりと背筋が凍っていくような静かな狂気に心が震えます。小野不由美さんの作り出した恐怖の物語をたどるうちに、いつしか、nakabanさんの描きだす美しくも閉ざされた異次元の「はこ」に迷いこんでしまいます。この絵本は、「怪談」を生み出す人気作家と画家が紡いだ子どものための「怖い」絵本「怪談えほん」シリーズ第2期全5巻の1冊です。2011年10月から刊行されたこのシリーズは、本作の監修者であり文芸評論家である東雅夫さんの明確な企画意図があります。「『怪談』を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい。幼いころから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の時代に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらに命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。」大人になっても思い出す、忘れられない1冊になりそうです。
(絵本ナビ編集部 富田直美)
9歳長女は怪談絵本が大好き。そんな長女に借りてきました。
「はこ」というタイトル通り、はこのお話。開かないはこから音がする、雨の日にはこが開いていたけど中身がない・・・。そんな繰り返しです。
静かに怖い・・・。背筋がゾゾっとしました。大人の方が怖さを感じるかもしれません。(きーちゃんママさん 30代・石川県 女の子9歳、女の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】