[日販商品データベースより]
人生最高の飯は生と死の間にある!!
満腹天(まんぷくてん)が同じ人に二度会う事はない。
人と会う時は
“死”を知らせる時だから。
人生最後の飯を食わせる時だから。
生きていくために飯を食べるのに
満腹天の作る飯を食べることは
“死”を意味する。
矛盾を目の前にした時、
魂はもっとも輝きはじめた―――珠玉の連作。
【編集担当からのおすすめ情報】
双子の間を裂く死。
激しく燃える恋路にたちはだかる死。
親子の愛をあざ笑うかのように訪れる死。
生と死の間には、必ず人を唸らせる飯がある。
徹底した取材をもとに、作品を描く事に定評があるくじらい氏が
はじめてファンタージに挑戦しました。
取材したい人、会いたい人はもうこの世にはいない、
部屋の真ん中にぽつんと座り、ひとりで黙々と考える日々だったようです。
そして、くじらい氏は
「はじめて自分自身をのぞいてみた気がしたの」と言いました。
漫画家として立ち返り、魂を込めて描いた短編集。
圧倒的な密度で描かれています!! 是非、お読み下さい。