- 風の歌を聴け
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- 価格
- 638円(本体580円+税)
- 発行年月
- 2004年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062748704
[BOOKデータベースより]
一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
[日販商品データベースより]村上春樹のデビュー作
1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない――。群像新人賞を受賞したデビュー作
1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
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ユーザーレビュー (22件、平均スコア:5)
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「傑作宣言」レビューコメント
村上春樹さんの作品を読みたいと思いつつも、どれを読んだら良いかわからず、それならばと初心者にはコレがいいのでは?と、つい最近知人から譲り受けて読みました。合間合間で読んでいたので話がとんでしまった部分もありましたが、段落ごとになっていて読みやすかったです。特に「宇宙は・・」というくだりが印象的でした。(ちょこら/女性/40代)
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「傑作宣言」レビューコメント
まるで踊るような軽やかな文体と世界観がすごく素敵でひきこまれて行きます。村上春樹入門におすすめです!(だもし/女性/30代)
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「傑作宣言」レビューコメント
20代に購入。読んでいるとなぜか気持ちが揺らぐ不思議な文章に惹かれたことを思い出しました。繊細で感じやすい年頃だったせいでしょうか・・・。久しぶりに読み返したくなりました。(tasokemi/女性/40代)
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「傑作宣言」レビューコメント
ページをめくる手が止まらない。読み終えてもまた気に入ったところを読み返す。このような行為をした小説はこれが初めてでした。この本を読んだ時の衝撃は今も覚えています。ある作家はこの本の文章をノートに書き、その文章をバラバラに解体したとラジオで語っていました。この本の登場はそれほど衝撃的でした。内容は通俗的と評されるかもしれません。頻繁に劇中で掛かる楽曲、小説、映画みたいに物語が進行します。村上春樹は映画を意識しているのかもしれません。小説内に実在の曲や人物が登場してそれが雑学的に紹介される本の走りがこの本だったかもしれません。映画で言うなら『レザボア・ドッグス』と同じことをこの本でやっています。こういった挿話もこの本の魅力です。読書の快感には物語や登場人物などございますが、文章の魅惑を知りたい方はこの本を手に取り読んでみてください。(スプーン/男性/20代)
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「傑作宣言」レビューコメント
正直言うと先に読んだのはピンボール、もう四半世紀以上前のこと、すべてはこの本がスタート。間もなく本年度のノーベル章発表。授賞してもしなくてもまず読んでみよう。(T/男性/50代)
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「傑作宣言」レビューコメント
最後の最後でニーチェの金言が引かれ、「おやっ?」と思わせます。ここに、「羊・三部作」の始まりの終わりがあり、ひいては「村上ワールド」の原点があるのですね。(クロフネ/男性/40代)
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「クリスマスに贈りたい本 2013」レビューコメント
"Happy Birthday and White Christmas"読むとクリスマスの情景が思い浮かぶ。(いびき/男性/20代)
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「クリスマスに贈りたい本 2013」レビューコメント
クリスマスの贈り物として適当か否かわかりませんが、私にとって思い出の一冊。ストーリーに少しクリスマスが絡んでいたように記憶していますが、違ったかも?(kuro/男性/50代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
青春ですね!(ハリネズミ/男性/10代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【いつもの1冊】 芦屋でジェイズバーを探してます。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 音楽と本、それだけで人生は愉しい。散文的で都会的なスタイリッシュな文体に魅せられる。「僕と鼠の三部作」、ここに始まる。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 子どもの頃から本を読むのが大好きだった。歳の離れた兄弟の影響もあって、そこらじゅうに本が転がっていて乱読していた。けれどこの小説に出会った瞬間、「小説を読む」という行為とは全然違った感覚を覚えた。ストーリー展開の云々とか、隠喩性に隠された奥深き世界観とか、そんなこと関係なく、そんなことをいう前に、とても人のことなんか考えることができなかったボクの10代の心の奥底にざらっと引っかかった。本書は、おそらく『羊をめぐる冒険』以降の作品と比べるとかなり荒削りなものだと思うけれど、それ以上に荒削りだった学生だったボクにとって、これほど自分にフィットした作品はなかった。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 その昔、誰もがひとりで生きたいと考える時代があった。その時代の僕にとって相応しい言葉だったのだと思う。たぶんね。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 アイデンティティだとか友達、協調性、思いやりだとかの間で揺れていた中高生のとき、村上春樹の描く「僕」に出会った。周りに干渉しないからその代わりに誰も自分に干渉しないで欲しいという「僕」の生き方は新鮮でスタイリッシュに見えて、私はひたすら「僕」のあとを追いかけた。10代のぐにゃぐにゃに柔らかかった私の心の土台となった作品の1つ。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 ポケットに入れて旅先で読みたい一冊。村上春樹作品の中でもとっつきやすいのでは・・・
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 アイデンティティだとか友達、協調性、思いやりだとかの間で揺れていた中高生のとき、村上春樹の描く「僕」に出会った。周りに干渉しないからその代わりに誰も自分に干渉しないで欲しいという「僕」の生き方は新鮮でスタイリッシュに見えて、私はひたすら「僕」のあとを追いかけた。10代のぐにゃぐにゃに柔らかかった私の心の土台となった作品の1つ。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
何度読んでも切なくなる。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
俺の青春だぜーあの時は確かに風の歌が聴こえてたぜ。今は年を取ったもんだ。きこえねー
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
村上春樹を知った1冊。これまでの自分の考えていた小説とは違う小説だった。これがきっかけで村上ワールドに入門を果たした。
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HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
もし、無人島で一冊だけ本を持っていけるとしたら・・・。僕は迷わず、村上春樹の「風の歌を聴け」を持っていくことでしょう。中学時代、友人に勧められるままに初めて読んだときは、どこが面白いのかサッパリ理解できませんでした。当時、年相応にコバルト文庫なぞを嗜んでいた僕には、村上春樹はオチの無い小説に思え、薄い本にも関わらず、とてもとても読みにくかったのです。それでも何処か惹かれるところがあったのでしょう。今年こそは最後まで読むぞ、とチャレンジを続け、ほぼ導眠剤代わりに終わった中学時代。まだ見ぬ恋愛を想像しながら、早くクールな大人になりたいと、自分を重ねながら読み続けた高校時代。文学部に入り、講義の読み方でも型にはめられないことに気付いてしまった大学時代。ただ一冊の本を、ひたすらに触れ合った結果として、ついには今の僕を構成する大きな要素の一つに組み込まれてしまいました。お酒が入ったとき、息を吸って吐くと、そこには「僕」が存在します。鼠との軽快なやりとりをしながら、砂浜で瓶ビールを飲むという、とても素敵なシーンがあります。これ、まさに無人島の砂浜で再現したくなりませんか。(この際、ビールではなくココナッツジュースでも構いません。)まさか、まだ読んでいない人は、この世に居ないと思いますが、それでも万が一、そのような稀有な人がおりましたら、是非、すぐにでも10回くらい読んで頂きたいです。Honya Club.comに注文すると、有人島であれば宅配してくれます。しかも、提携書店での受け取り無料ですので、会社の近くの本屋で昼休みに受け取ることが可能です。そして、この本、実は村上春樹の青春三部作の一作目です。(正確にはシリーズでもっと続きます。)徐々に濃いストーリーが展開し・・・・・・、嗚呼、無我夢中で読んでいる貴方が見えます。
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HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
読んでいると妙に気分が落ち着きます。(流された河童/男性/20代)
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猫町
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秀逸
村上春樹作品のおススメを聞かれると、もう彼の作品を嫌というほど読んでいるので
何を挙げていいのかわからない。
だから全部読んじゃってください。いや、嘘。
「村上春樹らしさ」が出ている作品はやはり初期の頃なんではないかと思う。
この前『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』読んでもガツンとこなかった。
でも『風の歌を聴け』はやっぱりよかった。しかも短いのでオススメです。
村上春樹の文章はとにかくカッコいい!こんな文章を書けるなんて気持ちがいいだろうと思う。
バカテクドラマーや早弾きギタリストを見たときに起こる感情に似ている。
さぁ、ホットケーキを重ねてその上からコーラをかけて食べてみよう。
この料理の優れた点は食べ物と飲物が一緒に食えることだ。
子どもの頃から本を読むのが大好きだった。歳の離れた兄弟の影響もあって、そこらじゅうに本が転がっていて乱読していた。けれどこの小説に出会った瞬間、「小説を読む」という行為とは全然違った感覚を覚えた。ストーリー展開の云々とか、隠喩性に隠された奥深き世界観とか、そんなこと関係なく、そんなことをいう前に、とても人のことなんか考えることができなかったボクの10代の心の奥底にざらっと引っかかった。本書は、おそらく『羊をめぐる冒険』以降の作品と比べるとかなり荒削りなものだと思うけれど、それ以上に荒削りだった学生だったボクにとって、これほど自分にフィットした作品はなかった。
沖田雅生/編集長 月刊ガルヴィ
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/11/08
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】