26年間小学校教諭を務め、児童文学作家として30年以上活躍しているくすのきしげのりさん。学校の現場で働いているときから、道徳や国語の教材として活用するために作品を書き続けてきたというくすのきさんは、絵本の世界でも、繊細な心の動きをすくい取りながら、力強く、時にはユーモラスに物語を紡ぎ出し、子どもたちはもちろん、子どもに関わる全ての大人たちにメッセージを伝え続けます。「ひとりひとりが、みんなたいせつ」「子どもには、信じられる大人に出会ってほしい」そんな、くすのきさんの根底にある強い思いが作品には溢れています。
- おこだでませんように
- くすのきしげのり
- 「ぼくは いつも おこられる。」妹を泣かせて怒られて、女の子を驚かせて怒られて、友達に先に手を出して怒られて…。いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは? 子どもの心の動きを繊細に優しくユーモラスに描き出す絵本。
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- 交響曲「第九」歓びよ未来へ!
- くすのきしげのり
- 1918年6月1日、徳島県鳴門市の板東俘虜収容所。ドイツ兵俘虜(捕虜)たちによって、ベートーベン交響曲「第九」が、アジアで初めて全曲演奏されました。なぜ、鳴門市では「第九」を皆歌うのか。本書は、主人公の転校生・愛子が感じたこの素朴な疑問に、ドイツ兵俘虜の「私」が当時を振り返る形で答えます。
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- ええたまいっちょう!
- くすのきしげのり
- 学校帰り、ランドセルを背負って眉をよせて歩く男の子の横顔。「きょうもせんせいにおこられた。もうっ!あのけんかは、ぼくだけがわるいのとちがうのに。」足元にあった泥だらけのボールを思い切り蹴飛ばすのですが…。信頼できる大人に出会った子どもの心の成長を描く絵本。
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- ともだちやもんな、ぼくら
- くすのきしげのり
- 始まったばかりの夏休み。ヒデトシ、マナブ、ぼくの三人はカブトムシを見つけ、喜び勇んで木に登ります。ところがその木は近所でも有名なカミナリじいさんの家の木!カミナリ声にぴっくりして慌てて逃げ出したのですが、ヒデトシは転んでつかまってしまいます。さて、どうなる…?男の子の元気さと心の葛藤を描いた1冊。
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