おじいちゃんの絵本を集めてみると、何だかおじいちゃんの存在の大きさが見えてくるようです。
敢えて変わった事をしなくても、大きな事件がなくても、一緒にいるだけで子供達の心の中に色々なものを残していってくれる、それがおじいちゃん。
それは、口癖だったり、表情だったり、大きな背中だったり。そうやって教えてくれている事を大人になるにつれ解ってきます。
だから今読むと一層話に入り込んでしまい、気が付くとなぜか涙が出そうになっていたり。
自分のおじいちゃんに置き換えている訳でもないのに懐かしい感じがするから不思議です。
絵本の中のおじいちゃんがみんなの共通のおじいちゃんとして存在してくれているのかもしれませんね。
もう1つ大事な要素はおじいちゃんと子供が常に対等の立場で付き合っている事。いかにお互いを必要としているかが伝わってくるのです。
- だいじょうぶだいじょうぶ
- いとうひろし
- 毎日一緒に散歩したおじいちゃん、小さなぼくが不安なことに出会うと「だいじょうぶ、だいじょう。」手を握っておまじない。 このおまじないの効果はおじいちゃんの存在そのものだんだろうなぁ。今度は僕が・・・おじいちゃんから学ぶ事は本当に大きいのです。
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- ドワーフじいさんのいえづくり
- 青山邦彦
- 頑固で気難しくちょっと照れ屋・・・物話の中によく登場するこんなキャラクターのおじいさん。ドワーフもそんなおじいさんの一人、でも本当はとても暖かい心の持ち主。そんな愛すべきドワーフじいさんの建てる家が本当に魅力的。
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- 海は広いね、おじいちゃん
- 五味太郎
- 海に出かけた男の子とおじいちゃん。二人の会話の微妙な間合いがたまりません。何が起きても不思議ではない雰囲気・・・とぼけたふりして、やっぱりおじいちゃんは何でもわかっているのです。再確認。
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- おじいちゃんわすれないよ
- ベッテ・ウェステラ
- おじいちゃんが亡くなった事が受け入れられないヨースト。でもおじいちゃんの椅子に座り、おじいちゃんの使っていた赤いスカーフを見ながら思い出します。おじいちゃんと遊んだ事、おじいちゃんの言葉、おじいちゃんがヨーストとの約束を忘れない様にスカーフに結び目を作っていた事。ぼくは絶対おじいちゃんのことをわすれないよ、ヨーストは結び目を作って決意します。
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- おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん
- 長谷川義史
- 「ねえ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんはどんなひと?」 5歳の男の子の素朴な質問から、時がどんどんさかのぼる。 おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへ……。
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- おじいちゃんがおばけになったわけ
- キム・フォップス・オーカソン
- おじいちゃんは、土にも天使にもならずに、なんと、おばけになっちゃった。いったいどうして? 心に沁みいるデンマークの傑作絵本。
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- おじいさんならできる
- フィービ・ギルマン
- ヨゼフが赤ちゃんの時、おじいさんがブランケットをぬってくれました。そのブランケットは古くなりましたが、おじいさんの手によって次々と新しい使い物に変身していきます。
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