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- 小説らくだ
-
二見書房
並木飛暁 桂文治
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784576201917
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[BOOKデータベースより]
大きな体で大酒飲みの荒くれ者で、長屋や近隣の住民たちから嫌われていた通称「らくだ」。ある日、らくだの兄貴分、半次が長屋を訪ねると、らくだが死んでいた。半次はその弔いの金を工面するため、たまたま通りかかったくず屋の久六を呼び止める。らくだの死を知らされ、驚く久六だったが、半次に脅され、長屋の月番や大家に金品要求の言伝てを行うはめに。出し渋るところには、らくだの死骸を運んで「かんかんのう」を踊らせ、ついには香典や物品をせしめる。やがて、久六はらくだの母親のもとに使いに出かけるが―複雑な滑稽咄を人情咄として再構成、シリーズ第3弾!
[日販商品データベースより]かんかんのうを踊らせる で有名な古典落語「らくだ」
兄貴分やらくだの生い立ちにも迫り肉厚の作品に――
是非、ご一読を――――桂文治
『 一緒にいることこそが、不幸せではありませんか? 』
大きな体で大酒飲みの荒くれ者で、長屋や近隣の住民たちから嫌われていた通称「らくだ」。
ある日、らくだの兄貴分、半次が長屋を訪ねると、らくだが死んでいた。
半次はその弔いの金の工面をするために、通りかかったくず屋の久六を呼び止める。
らくだの死を知らされ、驚く久六だったが、半次に脅され、長屋の月番や大家に金品要求の言伝てを行うはめに。
出し渋るところには、らくだの死骸を運んで「かんかんのう」を踊らせ、ついには香典や物品を入手する。
やがて、久六はらくだの母親のもとに使いに出かけるが――
【 複雑な滑稽咄を人情咄として再構成 シリーズ第3弾!】
◆ 著者について
並木 飛暁(なみき・たかあき)
東京都在住。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。塾講師(国語)との兼業作家。
ライト文芸、児童書、落語脚本などを執筆。ナンセンス・コメディの劇団所属。
主な著書に、大学落語の大会に取材した小説「いざ、しゃべります。」 (メディアワークス文庫)
児童書「牛乳カンパイ係、田中くん」シリーズ、など。
小説 古典落語 順次刊行予定
第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)
第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)
第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)
第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍)
第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎)