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- 僕が批評家になったわけ
-
- 価格
- 1,232円(本体1,120円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006023171
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[BOOKデータベースより]
批評に背を向けても、私たちは生きられる。だが、もし批評がこの世に存在しなかったら、私たちの思考は、いまよりもっと貧しいものになっていただろう。学問とも哲学とも異なる、「自分で考えること」を手放さない批評―その営みが世界と切り結ぶ思考の原風景から、批評が私たちの生にもつ意味と可能性を明らかにする。
1 批評とは何か(この本のタイトル;僕が批評家になったわけ;文芸批評と批評の酵母;原型としての『徒然草』)
[日販商品データベースより]2 批評の酵母はどこにもある(対談;注;手紙、日記、きれはし;人生相談;字幕・シナリオ;名刺;科学論文;マンガ)
3 批評の理由(もし批評・評論がこの世になかったら;公衆、世間、一般読者;戦争と批評;無名性)
4 ことばの批評(批評のことばはなぜ重く難しいのか;なぜやさしいことも難しいのか;なぜことばは二つに分かれるのか;電子の言葉の贈り物)
5 批評の未来(平明さの基礎;批評と世間;「面白い」と批評の基準;一階の批評へ)
批評に背を向けても,私たちは生きられる.だが,もし批評がこの世に存在しなかったら,私たちの思考は,いまよりもっと貧しいものになっていただろう.学問とも哲学とも異なる,「自分で考えること」を手放さない批評――その営みが世界と切り結ぶ思考の原風景から,批評が私たちの生にもつ意味と可能性を明らかにする.