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[BOOKデータベースより]
精密な技術と最新知識に加えて迅速な行動力が求められる法医学の現場。その第一人者として、数々の事件・事故で医学鑑定に携わり、時には冤罪を証明してきた著者が、法医学者生活50年を振り返って、貴重な体験を記した。
第1章 死体との対話(私を目覚めさせた「今年は豊年ですね」事件;解剖しないと真相はわからない;見えることと見抜くこと)
[日販商品データベースより]第2章 小説より奇な事件もある(ある赤ちゃんの殺害事件;事故につながった変わった趣味;ぐるぐる巻きにされていた死体 ほか)
第3章 事件・事件の現場から(航空機事故現場の法医学;阪神・淡路大震災の現場から ほか)
第4章 精度の増したDNA型鑑定とその問題点(科学の進歩と真相究明;別人の臓器が提出された不可解な保土ケ谷事件 ほか)
テレビでは「科捜研の女」「法医学の事件ファイル」など、法医学関連ドラマが放映され、法医学が事件解決の重大なアイテムとなっている。本著者の押田教授は、法医学者として足利事件や袴田事件、東電OL殺人事件などで弁護側で法医学鑑定をし、冤罪であることを証明してきた、法医学界におけるDNA鑑定の第一人者である。本書では、押田教授がこれまで関わってきた事件をからめながら、法医学の見知から事件解決に至った事例を、面白く解説していくものである。