- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 僕たちの小指は数式でつながっている
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784800281937
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 私はヒロインになれない
-
価格:1,485円(本体1,350円+税)
【2024年03月発売】
- 希望のゆくえ
-
価格:693円(本体630円+税)
【2024年03月発売】
- どうしてわたしはあの子じゃないの
-
価格:803円(本体730円+税)
【2023年11月発売】
- 出雲のあやかしホテルに就職します 15
-
価格:704円(本体640円+税)
【2024年01月発売】
- 川のほとりに立つ者は
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2022年10月発売】
[BOOKデータベースより]
「わたしと友達になってよ」。夕暮れの教室で、秋山明日菜は突然僕に話しかけてきた。誰とも話しているところを見ない孤独な彼女だが、噂によると数学の天才らしい。続けて彼女は言う。一カ月しか記憶が保てないこと。そして、僕は数字の神様に愛されていて、だから友達になりたいこと。こうして、孤独な彼女との奇妙な関係が始まったのだが、彼女の「心」には、僕の暗い過去につながる、ある「秘密」があった―。
[日販商品データベースより]僕は、友達を作らないと決めている。そんな僕に、誰もいない放課後の教室で、彼女は唐突に話しかけてきた。
「わたしと友達になってよ」
秋山明日菜。眉目秀麗で、中学生で数学オリンピックに出たほどの天才少女。友達は、一人もいない。
秋山さんの中学校の同級生によると、昔はとても社交的な人気者だったのに、突然入院し、復帰すると人を避けるようになっていたらしい。
秋山さんは、黙っている僕に構わず続けて言った。
「わたし、記憶を一ヶ月しか保てないの。一ヶ月周期でリセットされちゃうんだ」
「僕のことを忘れてしまうのに、どうやって友達になるの?」
「大丈夫、君を選んだのにはちゃんと理由があるんだよ。君のことは忘れても君の数字は忘れないから」
秋山さんは僕に半ば無理矢理に「友達になる約束」を取り付け、教室を出ていった。
こうして不本意ながら秋山さんとの交流が始まったのだが、彼女には僕の暗い過去につながる、ある秘密があった―――。心が震える、感動の青春恋愛。
"