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- 不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか
-
滞在時間から滞在権へ
IMMIGRANTS AND THE RIGHT TO STAY
白水社
ジョセフ・カレンズ 横濱竜也
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2017年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560095812
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[BOOKデータベースより]
五年滞在すれば不法でなくなる?世界的権威による現実主義的移民論。
1 恩赦の根拠
[日販商品データベースより]2 フォーラム
解説 不法移民をいかに処遇すべきか(横濱竜也)
読書案内(横濱竜也)
座談会 危機の時代の移民論
最良の移民論入門
オバマ米大統領は、5年以上国内に滞在している不法移民に対して、犯罪歴がなく納税をしていることを条件に、合法的に労働できるよう大統領覚書を発した。これにより合法的地位を与えられた不法移民は500万人に上る。そして、新大統領トランプの「長城」建設構想はじめ反移民政策はもちろん、この覚書を標的にしたものである。
現在、1100万に上ると言われる不法移民は、アメリカにおける深刻な政治・社会問題となっており、この膨大な不法移民をどうするかは、文字通り国論を二分している。
本書は、移民論の「古典」として内外で参照される1冊である。その主張は極めて明快で、5年以上滞在している不法移民には「滞在権」が付与されるべきだと説く。
著者自身はもともと開放国境論を主張して、移民正義論を打ち立てた世界的権威。移民問題の深刻化を背景に本書の刊行に踏み切った。
日本でも移民は焦点として浮上しつつある。本書は、日本の読者向けに移民にアプローチするための読書案内、アメリカ移民法史年表とともに、井上彰、谷口功一、横濱竜也各氏による座談会「危機の時代の移民論」も付した。