天下一の軽口男

幻冬舎
木下昌輝　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2016年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784344029262

内容情報

[BOOKデータベースより]

時は江戸時代中期。大坂の生國魂神社の境内には、芝居小屋や見世物小屋が軒を連ね、多種多様な芸能が行われていた。笑話の道を志した米沢彦八は、役者の身振りや声色を真似る「仕方物真似」、滑稽話の「軽口噺」などが評判となり、天下一の笑話の名人と呼ばれ、笑いを大衆のものとした。彦八は何故、笑いを志し、極めようとしたのか？そこには幼き頃から心に秘めた、ある少女への思いがあった―。

[日販商品データベースより]

上方落語の始祖にして、日本初のお笑い芸人、米沢彦八。笑話の道を志した男の熱狂とは。笑いを極める程に募る男の孤独とは…。デビュー作が直木賞候補となり、四冠に輝いた著者が挑む、ぼんくらの一代記。