[BOOKデータベースより]
時には女神、時には聖母や聖女、貞淑な令嬢、家庭婦人、そして時には娼婦…約100人の美女たちによって表された、多様で豊かな「ルネサンス女性像」の真相に迫る画集!
第1章 女神の復活
第2章 優しき聖母
第3章 女性のあるべき姿
第4章 永遠の理想美
第5章 横たわる裸婦の官能美
第6章 美神たちの変容
巨匠たちが追い求めた「理想の美女」の全て
人の身体が卑しいものとされ人前で語ることがタブー視された中世の束縛から解放されたルネサンス期のイタリアでは、人の身体について公の場で論じることが盛んとなりました。それとともに、旧来の女性像とはまったく異なる多様で豊かな女性観が発達し、巨匠たちが描く女性像にも大きな影響を及ぼしました。その結果、イタリア・ルネサンスは「女性の時代」と称されるほどに、さまざまな女性像であふれています。
本書は、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェリ、ラファエロ、ティツィアーノらイタリア・ルネサンスの巨匠たちが追い求めた「理想の美女」の全貌を、数多くの大判で美麗な図版で紹介する画集です。
また、平易な文章で社会的・美術史的・文化史的な背景を掘り下げたテキストと詳細な作品解説によって、ルネサンス絵画の魅力と本質を、一般の読者にも面白くわかりやすく読み解いていきます。
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