ウォルター・スコット伝

Ｔｈｅ　ｌｉｆｅ　ｏｆ　Ｓｉｒ　Ｗａｌｔｅｒ　Ｓｃｏｔｔ．

彩流社
ジョン・ギブソン・ロックハート　佐藤猛郎　

• 価格: 8,800円（本体8,000円＋税）
• 発行年月: 2001年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784882027058

内容情報

[BOOKデータベースより]

長編詩『最後の吟遊詩人の歌』で注目され、チャールズ王子の反乱を扱った『ウェイヴァリー』が空前のヒット作となり、歴史小説の元祖といわれた巨匠スコットをめぐる英国文壇裏面史。『ジョンソン伝』と並ぶ傑作。

スコット自身の手による回想記
スコットの青春時代
文学修行時代
吟遊詩人の誕生
国民的詩人への道
文壇の寵児
歴史作家への転向
「知られざる大作家」
アボッツフォードの夢
歴史小説の魔術師
中世領主の生活
国王ジョージ四世を迎える
遠くの暗雲
荒れ狂う経済恐慌
折れた魔法の杖
スコットランド人の意地
転地療養
英雄の最期

[日販商品データベースより]

「スコット病」と呼ばれ、世界を席巻した歴史小説の魔術師のめぐる英国文壇裏面史。『ジョンソン伝』と並ぶ評伝、本邦初訳！−−スコットランドの民謡をもとにした長詩 『最後の吟遊詩人の歌』で注目されたスコット（１７７１−１８３２）は、同世代の熱血の詩人バイロンと詩の実力を競うが、その後、歴史作家に転向する。チャールズ王子の反乱をテーマにした『ウェイヴァリー』は空前のヒットとなり、「スコット病」と言われるほどその作風は世界的に流行する。フランスのバルザック、スタンダール、ロシアのトルストイ、プーシキンなどに多大な影響を与えた歴史小説の祖である。トルストイの『戦争と平和』は『ウェイヴァリー』を下敷きにしたことは有名である。