- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 〈歴史〉はいかに語られるか
-
1930年代「国民の物語」批判
NHKブックス 913
- 価格
- 1,122円(本体1,020円+税)
- 発行年月
- 2001年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140019139
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 近現代日本史と歴史学
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2012年02月発売】
- 「戦争経験」の戦後史 増補
-
価格:1,738円(本体1,580円+税)
【2020年08月発売】
- 近現代日本史との対話
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2019年02月発売】
- 戦後史入門
-
価格:803円(本体730円+税)
【2015年07月発売】
- 近現代日本史との対話【幕末・維新─戦前編】
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2019年01月発売】
[BOOKデータベースより]
“歴史”とは何か、それはどのような役割を果たすのか―日本が総動員体制へ向かう一九三〇年代、“歴史”は、均一的な「日本人」を主語とする「国民の物語」へと変貌し、その語りを通して、排他的な共同体意識をうみ出していく。島崎藤村の歴史小説や火野葦平の戦記、そして女性たちが記したルポルタージュなど、三〇年代の多様なテキストを取り上げ、それらの語りに、「われわれ日本人」という歴史意識形成のメカニズムを探る。過去/現在を語る装置としての“歴史”のあり方を問い直す注目作。
序章 なぜ、“歴史の語り”が問われるのか
[日販商品データベースより]第1章 「歴史」の語り―一九三〇年代の明治維新像(「歴史」を描く三つの領域;『夜明け前』の世界―「地域」から描かれる明治維新 ほか)
第2章 「戦争」の語り―日中戦争を報告する文体(ルポルタージュから戦争文学へ;火野葦平の戦場―『麦と兵隊』『土と兵隊』の文体 ほか)
第3章 「現場」の語り―貧困と啓蒙の一九三〇年代(「現場」からのルポルタージュ;『小島の春』と『女教師の記録』―啓蒙への情熱 ほか)
終章 広島と沖縄戦の語りから―「国民の物語」を超えて
日本が総動員体制へ向かう1930年代、歴史は均一的な〈日本人〉を主語として過去/現在を排他的に語る装置となった。30年代の多様なテキストを分析し、歴史意識形成のメカニズムを探る力作。