日本人が知らない本当の道教
安倍晴明の陰陽道や徳川家康の風水戦略――
「道教」を抜きにして、日本の歴史は語れない。
本書は、現代道教界の最高権威に公認され、
日本人で唯一の道士として20年以上にわたり修行と実践を重ねてきた著者が、
その教えの核心である「趨吉避凶」(凶を避けて吉を得る)の
叡智を詳しく解説したものである。
知られざる道士の日々の暮らしや修行の様子、神や鬼との深い関わりなど、
実生活に根ざした道教の姿が、具体的かつ興味深く描かれている。
日本人が古くから大切にしてきた「人として宇宙の法則に逆らわずに
調和する道教的生き方」をあらためて思い起こす一冊。