決定版 小栗上野介
隠された悲劇の幕臣
2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公、小栗上野介忠順。遣米使節として日本人初の世界一周をはたした小栗は、帰国後、横須賀造船所建設、日本初の株式会社、洋式軍隊の整備、鉄道・電信構想など先駆的な政策を手がけ、幕末日本の近代化に奔走した。だが幕府崩壊後、無実の罪で斬られ、歴史の闇へ葬られる──。勝者・明治政府の歴史から消された「もう一つの近代化」とは。世界を見た「最後の幕臣」の構想力と非業の生涯を描き出した決定的評伝。
【目次】
はじめに──隠されたもう一つの歴史
第一章 日本人初の世界一周──四万キロの旅
第一節 アメリカへ
第二節 熱狂で迎えられた使節一行
第三節 見せつけられた力の差
第二章 幕末期の構造改革
第一節 変わり果てた祖国の姿
第二節 造船所からの日本改造
第三章 経済による立て直し
第一節 日本人初の経済外交
第二節 日本最初の株式会社
第四章 上州に夢をはせて
第一節 勝気だった幼少時代
第二節 夢の半ば……
終わりに
あとがき
参考文献